ねずみ返しは、ねずみの侵入を防ぐために設置される装置で、特に配管やフェンスに取り付けることが一般的です。
基本的な仕組みを理解し、どのように配管やフェンスに取り付けるかを学びましょう。
この記事では、初心者でもすぐに真似できる手順と、ねずみ返しの仕組みや作り方、さらには配管やフェンスへの取り付け方法について詳しく紹介します。
ご家庭でも簡単に作成できるねずみの侵入防止装置です。
ねずみの被害に悩まされている方にとって
効果的な対策を講じるための参考になる内容となっています。
ねずみ返しの作り方
準備する物
ホームセンターなどで簡単に手に入るもので作れます!
・金属製のメッシュ: ステンレス製が望ましいです。
ねずみが通れないように目の細かいものを選びます。
・ワイヤーカッター: メッシュを切るために必要です。
・結束バンド: メッシュを固定するのに使います。
・手袋: 作業中の安全のために着用します。
作り方・流れ
ねずみ返しの作り方と設置の流れを見ていきましょう
では、あらためて材料の確認です。
金属製のメッシュ(できればステンレス製)、ワイヤーカッター、結束バンド、そして作業用の手袋が必要です。
次に、メッシュをカットします。
ねずみが通れないよう、目の細かいメッシュを選んでください。
設置する場所に合わせてサイズを決めます。
設置場所を決めましょう。
配管やフェンスなど、ねずみが侵入しそうな場所を特定してください。
準備ができたら、メッシュを設置します。
配管の場合は周りに巻きつけ、フェンスの場合はしっかりと沿わせて取り付けます。
その後、結束バンドでメッシュをしっかり固定します。
隙間ができないよう注意してください。
最後に、しっかり固定されているか確認して下さい。
不安な箇所があれば、再度結束バンドを追加して固定して下さい。
完成後も定期的に、メッシュの損傷や劣化がないか、効果が持続しているかを確認することが重要です。
以上の手順で、効果的なねずみ返しを作成し設置することができます。
ねずみ返しの設置方法
ねずみ返しを配管に設置する場合
- 配管の確認: ねずみが侵入しそうな配管を確認します。
- メッシュを巻きつける: 配管の周囲にメッシュを巻きつけ、結束バンドでしっかり固定します。
- 固定の確認: メッシュがしっかりと固定されているか、隙間がないか確認します。
ねずみ返しをフェンスに設置する場合
- フェンスの確認: ねずみが通り抜けそうな箇所を確認します。
- メッシュを取り付ける: フェンスにメッシュを取り付け、結束バンドで固定します。フェンスの下部や隙間も覆います。
- 固定の確認: メッシュがしっかりと固定されているか確認し、必要に応じて追加の結束バンドで補強します。
これらの手順を踏むことで、ねずみの侵入を効果的に防ぐことができます。設置後は、定期的に点検し、メッシュの損傷や劣化がないか確認することも大切です。
ねずみ返しの参考画像
ネズミ返しを実際に取り付けた方の画像です。
元々は森林に生息していたねずみですが、人間の暮らしに順応し共に生活し続けていますので、
まだまだ戦いは続いていくことでしょう。
ねずみ返し以外のトラップも自作できる?
ねずみ返し以外にも簡単に自作できるトラップがあります。以下にいくつかの方法を紹介します。
- バケツ+もみ殻+水のトラップ
- バケツ+ペットボトル+油のトラップ
これらのトラップは、身近な材料で簡単に作れるので、お家でも気軽に試してみてくださいね。
ただ、トラップを設置するときには、ねずみが捕まった場合の処理方法も考えておくと安心です。
それから、衛生面には気をつけて、素手で触らないようにしてくださいね。
ねずみ返し以外に自作できるトラップ
バケツを使った自作ネズミトラップ
バケツ+もみ殻+水のトラップ
シンプルながら効果的な方法です。以下の手順で作成できます。
【準備するもの】
- バケツ(深さのあるもの)
- もみ殻
- 木の板(ネズミが登れるようにするため)
- ガムテープ
- 水
①バケツに水を入れる:バケツの中ほどまで水を入れます。
水の深さは15cm以上が目安ですが厳密に測らなくても、ねずみが出て来れない量の水を入れて下さい。
②もみ殻を敷く:水面が見えないようにもみ殻をたっぷりと敷き詰めます。
これにより、ねずみはもみ殻の山だと思い込んで飛び込むことになります。
③橋を作る:木の板を使ってバケツに登れるように橋を設置し、ガムテープでしっかり固定します。
④設置場所を選ぶ:ねずみの通り道や出没する場所にトラップを設置します。
壁際が効果的です。
このトラップは、ねずみがもみ殻を食べようとバケツに入った際に水に落ちて溺死する仕組みです。
材料が安価で簡単に作れるため、手軽に試せる方法です。
ただし、捕獲後の処理について事前に準備しておく必要があります。
ペットボトルを使った自作ネズミ捕り
バケツ+ペットボトル+油のトラップ
【準備するもの】
- バケツ(不透明のもの)
- ペットボトル(500ml)
- 錐(穴を開けるため)
- ビニール紐
- ガムテープ
- 木の板(ネズミが登れるようにするため)
- 餌(マヨネーズなど)
- 油(サラダ油など)
①ペットボトルの準備:ペットボトルの底に錐で穴を開け、ビニール紐を通します。
②バケツの準備:バケツの上部にペットボトルを吊るすため、対角線上にビニール紐を渡し、ペットボトルを固定しないように吊るします。
③餌の設置:ペットボトルの外側にマヨネーズなどの餌を塗ります。
④油の準備:バケツの底に油を敷きます。これにより、落ちたねずみが滑って逃げられなくなります。
⑤橋の設置:木の板を使って、ねずみがバケツに登れるように橋を作り、ガムテープで固定します。
⑥設置場所:ねずみの通り道や出没する場所に設置すると効果的です。
壁際に置くと、ねずみが自然に近づきやすくなります。
このトラップは、ねずみを殺さずに捕獲できるため、死骸の処理をしたくない方に向いています。
設置や作業の際は、手袋を着用して人間の匂いをつけないように注意しましょう。
自作ネズミトラップを作る際の注意点
手袋を着用する
トラップを設置する際は、必ず手袋を着用しましょう。
人間の匂いがトラップに付くと、ねずみが警戒して近づかなくなる可能性があります。
手袋を使用することで、匂いを最小限に抑え、ねずみを引き寄せる効果を高めることができます。
また、衛生面でも手袋をすることで、直接触れるのを避けることができます。
適切な餌を選ぶ
ねずみはナッツや種子類を好むため、ピーナッツバターやヒマワリの種などを餌として使用すると効果的です。
これらの餌は香りが強く、ねずみを引き寄せやすい特徴があります。
チーズは一般的にねずみが好むと思われがちですが、実際にはナッツ類の方が効果が高いことが多いです。
その他に、さつまいもや穀物、さつま揚げなども好むと言われています。
餌の量を調整する
餌の量は適量にすることが重要です。
多すぎると、ねずみがトラップを作動させずに餌を取ってしまう可能性があります。
豆粒大の少量をトラップにセットすることで、ねずみが餌を取ろうとした際にトラップが確実に作動するようにします。
トラップの設置場所
トラップは、ねずみの通り道や活動が確認される場所に設置することが効果的です。
ねずみは壁に沿って移動する習性があるため、壁際にトラップを置くと捕獲の確率が上がります。
また、食べ物が置かれている場所や、ねずみの糞が見られる場所も設置ポイントとして有効です。
衛生管理
ねずみは病原菌を持っていることがあるため、捕獲後の処理には十分な注意が必要です。
捕獲したねずみや使用したトラップは、手袋を着用して処理し、道具は消毒を行いましょう。
これにより、感染症のリスクを減らし、家庭内の衛生を保つことができます。
複数のトラップを使用する
ねずみは繁殖力が高いため、1つのトラップだけでは十分でないことがあります。
複数のトラップを設置することで、ねずみの数を効果的に減らすことができます。
特に、ねずみの活動が活発な場所や、複数の通り道がある場合には、複数のトラップを戦略的に配置することが重要です。
これらの注意点を守ることで、より効果的にねずみを捕獲することができますよ。
また、トラップを設置する際は、ペットや子供が誤って触れないように注意しましょうね。
捕獲したネズミの処理方法
捕獲したねずみをどのように処分するかを決めましょう。
ネズミの処理の注意点
ネズミを処理する際は、絶対に直接手で触れないように注意しましょう。
ネズミを含む野生動物の体には、ダニやノミ、細菌などが多く付着しています。
直接触れることで健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、十分な注意が必要です。
また、体だけでなく糞尿にも注意が必要です。
ネズミの糞尿には、発熱や腹痛、下痢、嘔吐を引き起こす「サルモネラ菌」や、黄疸や出血、腎障害をもたらす「レプトスピラ菌」などの危険な菌が潜んでいることがあります。
作業をする際は、必ず手袋やマスクを着用し、直接手で触れないようにしましょう。
もしネズミが生きている場合は、噛まれないように十分に気を付けてください。
ネズミに噛まれると、鼠咬症や破傷風のリスクがあるためです。作業時には、厚手のゴム手袋を必ず装着し、噛まれることを防ぎましょう。
自然に返す(生きたまま捕獲)
ねずみを生きたまま捕獲した場合、野外で遠く離れた安全な場所に放して自然に返す方法があります。
住宅街ではなく、人間の生活圏から離れた場所を選びましょう。
安楽死
人道的な方法で安楽死させる場合、専門の害獣駆除業者に依頼するのが安全です。
ご自身で対応されたい場合に、ここでは最も簡単な方法をご紹介します。
まず、バケツに水を張るか、川や沼などに行き、ネズミを水中に沈めて溺死させます。
通常、1分ほどで息絶えますが、念のために3分から5分程度は水中に浸けておきましょう。中途半端に引き上げると、ネズミが再び苦しむことになります。徹底的に行うことが、ネズミに対する思いやりです。
殺処分は心が痛むところですが、迷いやためらいがあると、ネズミに余計な苦しみを与えてしまうだけでなく、嚙まれたり予期せぬ事態に繋がる恐れもあります。
捕獲したねずみを処理するのに、最も安全で確実な方法は害獣駆除業者や保健所に相談し、ねずみの引き取りや処分を依頼します。
ご自身でされる場合も専門家の指導を受けた上で、適切な方法で行いましょう。
亡骸の処分
新聞紙で包んでビニール袋に入れた後、燃えるゴミとして処分しましょう。
一部の方が野山に放置することがあるようですが、他人の土地にネズミの死体を置くことは不法投棄にあたりますので、絶対に避けてください。
どうしても自然に返したい場合は、自分の敷地内に置くことができますが、近くにカラスやヘビがいないと死体が餌として消費されずに腐敗してしまいます。
衛生状態の悪化や新たな被害の発生を防ぐため、早めに処分することをおすすめします。
再発防止策の実施
捕獲したねずみが家に入らないように、侵入経路を塞ぐ、ねずみが好む環境(食べ物や隠れ場所)を取り除くなどの対策を行います。
ねずみは帰巣本能が強いため、逃がしてもまた戻ってくることがあります。
ここは心が痛んでも殺処分をしたほうが頭数を減らすことや、被害を減らすことにも繋がります。
死骸や捕獲したねずみは、早期発見・早期処分しましょう。
放置すると、仲間の警戒を高めるだけでなく、ねずみに寄生していた「イエダニ」に刺されること があります。
※イエダニは殺虫剤に弱いです。見つけた場所にスプレー式殺虫剤などを噴霧しておきましょう。
おすすめの市販ねずみ捕りグッズ
ネズミのみはり番 忌避ゲル ネズミ用忌避剤
猫のにおい、天然ハーブなどネズミが嫌がる成分を配合。
置くだけでネズミが逃げ出し、寄せ付けない家に。
値段は699円で3か月持続します。
ネズミ捕獲器
ねずみを捕獲できたか、すぐにわかるネズミ捕獲器です。
餌につられて登ってきたネズミがバケツに落ちる、単純な仕組みです。
薬剤を使用しないのでお子さんや大切なペットがいる方にも無害です。
価格は2,680円で使い捨てタイプではないので、何回でも使用できるのは利点です。
ただし、バケツを除くのは慣れるまでドキドキしそうですね。
お家の環境や、扱いやすさに応じて、あなたに合った捕獲グッズを試してみて下さいね!
「ねずみ返し 作り方」を調べている人がよく思う質問
まとめ:ねずみ返し以外にも自作でトラップを作ることができる
ねずみ返しは、配管やフェンスに取り付けることでねずみの侵入を防ぐ効果的な方法です。
しかし、これ以外にも自作で簡単に作れるトラップがあります。
例えば、バケツを使ったトラップやペットボトルを利用したものがあります。
これらは手軽に材料を揃えられ、家庭で簡単に作成可能です。
トラップを設置する際は、ねずみが捕まった後の処理方法も考慮し、衛生面に注意して素手で触らないようにしましょう。
また、ペパーミントやユーカリなどの匂いを利用して、ねずみを寄せ付けない環境を作ることもできます。
ねずみが侵入しやすそうな場所に、ペパーミントやユーカリのハーブを植えてみるのも良いですね。
これらの方法を組み合わせることで、より効果的にねずみの被害を防ぐことができます。
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