ハクビシンは殺してはいけない？かわいそうと言われる理由は？捕まえた場合について解説

皆さんはハクビシンを殺してはいけない理由をご存じですか？

害獣と呼ばれ、嫌われ者のイメージがあると思います。

しかし、中にはかわいそうだという意見もあります。

本記事ではこれらの理由や、実際に捕まえてしまった場合について解説します。

ハクビシンは殺してはいけないと言われる理由は？

法律に関する理由

ハクビシンは、鳥獣保護管理法にという法律によって保護されています。

個人の判断で殺してしまうと、1年以下の懲役や100万円以下の罰金という罰則も設けられています。

この法律は、殺すだけではなく、捕獲することも禁止されています。

スピリチュアル的な理由

ハクビシンは繁殖力が高く、1回の出産で2～3匹の子供を産みます。

そのため「繁栄の象徴」であり縁起が良いといわれていています。

また、ハクビシンは電線の上を歩けるほど、バランス感覚の良い動物です。

これは見かけた際は、精神的な部分で「バランスを考えた方が良い」

というメッセージだといわれています。

ハクビシンがかわいそうと言われる理由は？

一番の理由は、ハクビシンは害獣駆除の対象となっていることが大きいと思われます。

個人の判断で駆除は出来ないとはいえ、業者に引き渡しされた後は殺処分となります。

動物が好きな方からすると、タヌキやアライグマのような見た目で可愛いと思う方もいると思います。

殺処分に対して「かわいそう」だといわれているようです。

ハクビシンの捕獲について

ハクビシンは捕獲してもいいの？

個人での捕獲は、鳥獣保護管理法により禁止されています。

見かけた際は、まずお近くの自治体または専門業者へ問合せしましょう。

ハクビシンを捕まえたらどうしたらいい？

本来、ハクビシンを個人で捕獲することは禁止されています。

ですが、自治体の許可が下りた後や、ネズミと間違えて等の理由で捕獲してしまった場合は、

速やかに専門業者へ連絡し、受け渡ししましょう。

ハクビシンの捕獲後の処理は？

捕獲後、自治体や専門業者への受け渡しが済んだら後処理とする必要があります。

被害状況にもよるため、まずは現状を把握しましょう。

ハクビシンが巣を作っている場合、周辺の糞尿などの清掃や除菌が必要になります。

また、再発防止として、侵入経路を塞いだり、忌避剤の設置なども効果的です。

被害の範囲が広かったり、判断が難しい場合は専門業者にお願いしましょう。

ハクビシン駆除は市役所に依頼できる？

市役所が直接駆除をおこなうことは出来ません。

市役所や自治体では、自身で駆除をおこなう際の窓口となっています。

「害獣駆除の申請をしたい」と伝えれば対応してくれます。

また、一部の市役所では、駆除に必要な捕獲器の貸し出しや業者の紹介をしてくれる所もあります。

気になる方は、お近くの市役所へ問合せしてみると良いと思います。

そもそもハクビシンがいたらどうする？

ハクビシンは臆病な性格をしているため、基本的に人に襲い掛かってくることはありません。

本来は人のいる場所で生活する生き物ではないため、住む場所がなければすぐにいなくなると思います。

しかし、住宅や近所で住処となる場所を見つけた場合、住み着き糞尿や畑などに被害をもたらす可能性があります。

見かけたらまず様子を見て、なにか被害があるようであれば市役所や専門業者に相談すると良いでしょう。

ハクビシンの弱点は？

ハクビシンの天敵は猫？

ハクビシンは、犬や猫の尿の匂いが苦手であるといわれています。

そのため、ペットして猫を飼っていると、ハクビシンが住宅に近づいても

追い返してくれる可能性があります。

周辺でハクビシンを見かけた場合は、犬や猫用のトイレを侵入経路に設置すると良いでしょう。

ハクビシンは犬を食べる？

ハクビシンは雑食で、肉も食べます。

しかし、果実や野菜を好んで食べるため、あえて犬を選んで食べようとすることはないでしょう。

住宅周辺のハクビシンがペットの犬や猫を襲うケースは少なくはありません。

この襲うという行為は、食べるためではなく、自分の身を守るための行為です。

ペットを飼っている場合は、なるべくハクビシンを刺激しないよう近寄らせないでください。

ハクビシンが嫌いなものは？

ハクビシンの嫌いなものは以下のようなものが挙げられます。

・天敵の匂い

猫や犬の尿の匂いなど

・大きな音、人の話声

臆病な動物であるため、大きな音や人の話声は不快感や恐怖感をあたえます

・明るい場所

夜行性であることから、強い光を好みません

ハクビシンを放置するとどんな被害がある？

住みやすい場所を探し、巣を作る可能性があります。

巣が出来ると、糞尿の匂いはもちろん、周辺の木材などを齧ったりすることもあります。

また、ハクビシンの雄と雌が侵入してしまった場合、繁殖の恐れもあります。

繁殖していけばその分、糞尿の異臭や木材などへの被害が大きくなります。

そのため、早めの対処が不可欠です

ハクビシンの撃退方法は？

大きな音や人間の話声を近くで聞かせ、不快感や恐怖感で逃げ出す場合があります。

次に光で明るく照らすことも効果的です。

ハクビシンは夜行性であるため、強い光を好みません。

市販されている商品を使うことが出来る場合は、忌避剤スプレーやくん煙剤を使用する選択肢もあります、

自分でハクビシンを駆除できないときは？

専門業者に問い合わせすると良いでしょう。

プロの害獣業者は被害状況なども調査し、適切な対処をしてくれます。

また、駆除のみではなく、巣や糞尿の清掃、除菌までの対応も可能なため、まずは相談してみましょう。

「ハクビシン 殺してはいけない」を調べている人がよく思う質問

まとめ：ハクビシンは捕獲せずに寄せ付けない対策を！

ハクビシンを個人で勝手に捕獲・駆除することは、鳥獣保護管理法により禁止されています。

見かけたり、被害がある場合はまずお近くの市役所や自治体へ相談しましょう。

また、住宅へ寄せ付けないためにも、餌となるようなものを外に置かない、

侵入経路となりえる場所を塞ぐことも大切です。

ハクビシンは基本的に人への直接的な攻撃はしてこない動物です。

自然界で生活する動物たちと共存するためにも、住み分けをする工夫をしていく必要があります。