「屋根裏にイタチが住んでいるみたい!」
「どこから入ってきたの?放置しても、被害はでない?」
とお悩みではないでしょうか?
屋根裏に動物がいたら、とても落ち着いて過ごせませんよね。
見た目のかわいらしいイタチですが、実は狂暴で攻撃性のある危険な動物です。
この記事では、屋根裏のイタチの侵入口の特徴と、家に住み着く理由をお伝えします。
屋根裏のイタチはどこから入ってきた?
屋根裏のイタチはどこから侵入したのでしょうか?
主な侵入経路は、以下の4つになります。
- 屋根の隙間
- 通風口や換気扇
- エアコン導入部や室外機の壁穴
- 排水パイプ
それでは、一つずつ確認してみましょう。
屋根の隙間
イタチは小さく、柔軟な体で、小さなすき間に入ることが得意です。
知らぬ間に壁や屋根などに、すき間はできていませんか?
台風や、地震により気づかないうちに屋根に損傷ができて、外壁との間に隙間ができることがあります。
また、家の周りに大きな樹木はありませんでしょうか?
木登りが得意なイタチは、高い場所も平気で登ることができます。
そのため、木の枝をつたって家に上がり、屋根の隙間から入り込むこともできてしまいます。
家に小さなすき間がないかを確認しましょう。
通風口や換気扇
外の空気を家の中にいれるための大切な通風口や換気扇ですが、ネットやシートなどで隙間なくカバーはされていますでしょうか?
床下通気口の鉄格子の場所もイタチの侵入経路のひとつです。
また、換気扇が外と直接つながっているタイプですと、イタチの侵入経路として十分に考えられます。
3cmの隙間があれば、イタチは通ってしまうからです。
通風口や換気扇はネットやシートでカバーされているか確認しましょう。
エアコン導入部や室外機の壁穴
エアコンの設置のとき、導入部をつくるため壁に穴をあけますが、そこに隙間はないでしょうか?
エアコンの導入部(配管、配線部分)は隙間ができてしまいやすいところです。
また、室外機を取り付ける際、壁に穴を開けた場合もわずかな隙間ができやすいです。
エアコン設置のときにできた穴にすき間がないか、確認しましょう。
排水パイプ
見落としてしまいがちな場所ですが、排水パイプは経年劣化による隙間ができることがあります。
またリフォームのときなど、繋ぎ目や取り付けた部分に隙間ができる場合があります。
イタチは泳ぐこともできるため、隙間から入り込んで排水パイプをつたってきます。
排水パイプのすき間もなるべく確認をしましょう。
屋根裏にいるイタチの侵入口における特徴は?
屋根裏にいるイタチの侵入口の特徴は、「小さな穴=わずかな隙間」 です。
たった3cmの隙間を通り抜けることがわかっています。
3cmというと、だいたい500円玉ぐらいの大きさです。
指で500円玉を作ってみると、どれだけ小さな隙間をイタチは通ってしまうのかが実感できますね。
イタチが家に住み着く理由は?
イタチが家に住みつく理由は、以下の3つが考えられるでしょう。
- イタチは暗いところを好む
- イタチの天敵であるタカやワシ、キツネがいない
- ネズミや昆虫、野菜や果実の生ゴミなど、人家にはイタチの食べ物になるものが見つかりやすい
イタチにとって人家は、天敵がいなく安全な場所です。
そのうえ、食べ物が豊富で暗く居心地がいいため、住みつきやすいと考えられます。
イタチが家に住み着いたときの被害は?
イタチが家に住み着いてしまうと、大変な被害がおきるので早急な対策が必要です。
では、どんな被害があるのかお伝えします。
家屋への損傷
電気配線をかじって、火災の危険性を高めます。
寝床をつくるため、断熱材を破壊します。
糞尿によって、天井にシミができたり、腐食を招きます。
強烈な悪臭
イタチは、肛門にある臭腺から大変臭い分泌液をだします。
また、フンを同じ場所にする習性があり、溜まったフンから強烈な悪臭が生じます。
人体への健康被害
糞尿をそのままにしておくとダニやノミが大量に繁殖して、アレルギーなどの原因になります。
また、フンにはウイルスや病原菌が多く存在します。
フンの放置は人体への被害があるということを、忘れないでください。
夜間の騒音
イタチは、夜に活発に活動します。
「キッ、キッ」と高音で鳴きます。
夜間の騒音は、睡眠の妨げとなり、睡眠不足などストレスの原因になってしまいます。
食害
生ゴミ置き場が荒らされたり、ペットが被害にあう場合もあります。
ペットの残った餌を狙ったり、小型犬や猫、ニワトリなど襲われる可能性があります。
屋根裏のイタチを追い出す方法は?
屋根裏にいるイタチを追い出すには、どうしたらよいでしょうか。
ネットやホームセンターで購入できる害獣駆除用の忌避剤で追い出してしまいましょう。
忌避剤は、シートタイプや撒くタイプなどあって迷うと思いますが、屋根裏には容器に入ったジェルタイプをおすすめ
します。
おすすめの理由は、次の3つです。
- 置くだけで簡単です。
- 広い範囲をカバーできます。
- 効果が約3か月と長持ちです。
屋根裏や床下などに直接置いてください。
置く場所は、出入り口をふさがないように注意して置きましょう。
逃げたくても、逃げ出せなくなってしまいます。
ジェルタイプは、屋根裏や倉庫など広範囲に適用します。
効果期間は長持ちの3か月ですが、環境にもよるでしょう。
屋根裏のイタチを駆除する場合
次に、屋根裏のイタチを追い出した後、二度と寄せ付けない方法をお伝えします。
- 自分で駆除する方法
- プロに駆除を依頼する方法
自分で駆除する方法
自力で駆除するときの最重要ポイントは、イタチを追い払ったあと、出入口をふさぐことです。
出入口を見つけるには、上記に記載した主な侵入経路や庭に、イタチの足跡やフンがないか痕跡を探します。
侵入経路は一つではありませんので、慎重に探してください。
隙間をふさぐには、ホームセンターで「パンチングベルト」を購入します。
「パンチングベルト」はプロも使用する加工に適した鉄板です。
そちらをカットしたら、コーキング剤(強力な糊)か、釘で固定しましょう。
屋根と壁の隙間などの高い場所をふさぐときは、危険ですので一人で行わないでくださいね。
プロに駆除を依頼する方法
「早く駆除したい」
「自分でするのは怖いし、安全にできるか心配」
そんな時は、害獣駆除のプロに依頼しましょう。
駆除・侵入経路の封鎖・清掃・消毒などを行ってくれます。
駆除業者によって、価格、駆除できる動物はさまざまです。
比較するために、最低3社に見積もりを依頼することをおすすめします。
以下をしっかりと確認して、比較、検討を行ってください。
- 料金
- 駆除方法
- 駆除実績
- 保証期間
信頼できる業者に依頼して、気持ちよく駆除してもらいましょう。
イタチが来なくなるようにする方法は?
イタチが来なくなるようにする方法は、追い出した後に侵入経路をふさぐことです。
また、樹木の剪定をして餌となる昆虫が増えないようにすることや、生ゴミ置き場を清潔に保つことも大切です。
侵入経路だった場所に、忌避剤を置いておくのも、先回りの一手になります。
忌避剤は、ホームセンターやネットで簡単に購入ができます。
その他の動物についての現象と対処法
その他の動物について、現象と対処法を調べてみました。
屋根裏からカリカリ聞こえるのは動物がいる?
屋根裏からカリカリと音が聞こえてきた場合、ネズミがいる可能性がとても高いです。
屋根裏の木材や断熱材を、歯でかじっている音と判断できます。
- ネズミ
- ハクビシン
- アライグマ
屋根裏は、イタチ以外の動物も住みやすい場所です。
屋根裏に侵入して鳴かない動物はいる?
タヌキは基本的に、威嚇する時、喧嘩しているときにしか鳴かないようです。
屋根裏で安心して過ごしていれば、鳴かないでしょう。
その場合は、「ドタバタ」「ドンドン」などの行動音に注目してみてください。
屋根裏の動物をバルサンで退治することはできる?
ネズミやハクビシン、イタチなど強い匂いや煙を嫌う動物に、追い払う効果は期待できます。
ただし、追い払うことができても、また戻ってきてしまう可能性はあります。
バルサンの使用には、メリットとデメリットがあります。
よく調べて行いましょう。
屋根裏の動物を追い出す方法
屋根裏にいる動物を追い出す方法には、次のような方法があります。
- 屋根裏の動物が嫌う臭いを使用する
- 超音波音や、センサーライトを使用する
- 燻煙剤を使用する
- 害獣の駆除業者に依頼する
自力でできそうなものから、購入してみてください。
お急ぎの場合は、駆除業者に相談してみましょう。
屋根裏の動物を駆除する場合は市役所に連絡が必要なの?
鳥獣保護法で認定されている動物を駆除する時は、市役所に連絡する必要があります。
屋根裏によく住みつく動物の中では、主に以下の4種です。
- アライグマ
- イタチ
- ハクビシン
- タヌキ
ただし、捕獲ではなく、忌避剤を使って追い払うだけなら連絡は不要です。
「イタチ 屋根裏 どこから」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「イタチ屋根裏 どこから」を調べている人が良く思う質問に回答していきます。
まとめ:イタチを確認したら早めの対処を!
イタチがいることを確認したら、早めに対処するように動きましょう。
イタチは一度ここが住みやすい場所だと思ってしまうと、駆除しても戻ってきてしまう可能性があります。
また放置しておけば、糞尿から繁殖したダニやノミから人体に悪影響が出たり、断熱材などをかじられて、大切な家を
壊されてしまいます。
そうなる前に、イタチを確認したら早めに対処をして、被害を最小限に抑えてくださいね。
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