ハクビシン駆除に、灯油のニオイが効くって本当?
嫌いな匂いは他にもある?
など、疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事で、ハクビシンの追い払いに灯油のニオイが効果あるのか、ニオイで追い出したいときの対策
方法がわかります。
ハクビシンに灯油のニオイは効果ある?
ハクビシンには、灯油のニオイが効きます。
なぜなら、ハクビシンは嗅覚が優れているため異臭に敏感に反応するからです。
灯油はファンヒーターなどに使用され、冬場ならご家庭にあるお家が多いのではないでしょうか。
ただし、動物はニオイに慣れたり、危険かどうか学習したりします。
そのため追い出し効果は「一時的なもの」で、対策には工夫も必要です。
ハクビシン対策で灯油を使う場合の注意点
ハクビシン対策に、灯油を試してみましょう。
灯油のニオイを効果的に使うための注意点を、3つお伝えします。
- 灯油は蒸発しやすいため、屋根裏やなどの風通しの悪い場所で使うほうがよい
- ニオイの効果が持続するのは約1週間程度、定期的な交換が必要
- 灯油は引火性が高いため、火気の近くや高温になる場所での使用はしない
灯油を染み込ませた布を、ハクビシンが活動する場所に置いてみましょう。
この時に、下から15cm程度の高さをつけて置くと効果が期待できます。
なぜなら、ハクビシンがニオイを嗅いでエサを探すときのちょうど鼻の位置の高さになるからです。
灯油のニオイはすぐ蒸発してしまいますので、4~5日ごとに新しいものと交換することをおすすめします。
灯油以外でハクビシンの嫌いな匂い
ハクビシンが嫌う匂いは他にもありますので、以下でご紹介いたします。
木酢液
木酢液(もくさくえき)は、木タール液とも呼ばれ、害獣対策や害虫対策に使うことができます。
木材を炭化するときに出る煙を液化した物で、ちょっと酸っぱいような焦げ臭い匂いが、ハクビシンの嗅覚
を強く刺激します。
自然素材のため人や環境にも優しく、木酢液と唐辛子を使った対策は非常におすすめです。
最近では100円均一のガーデニングコーナーに置いてあることがあります。
ニンニクや唐辛子などの強いニオイ
ハクビシンの嗅覚はヒトの数千倍とも言われ、ニンニクや唐辛子の強いニオイが、強烈にハクビシンの嗅覚を
刺激します。
ニンニクや唐辛子を使ったスプレーは、自分で簡単に作ることができ、コスパもよくおすすめしたいです。
今の時代に合った、自然環境にとても優しい忌避剤が作れます。
オオカミの尿
オオカミはハクビシンにとって、天敵になる動物です。
そのため、オオカミの尿のニオイは、本能的にハクビシンが逃げ出したくなるニオイでしょう。
オオカミの尿は「ウルフピー」として商品化されていて、ホームセンターやネットで購入が可能です。
ただし、値段が高めで、農作物を狙うハクビシンにはあまり効果がなく、広い場所での使用は、ニオイが
すぐ薄まってしまう可能性があります。
獣除け線香
ハクビシン対策に、獣除け線香があり、ホームセンターやネットで購入ができます。
ハクビシンが大嫌いな唐辛子に含まれている、辛味成分カプサイシンを利用しています。
カプサイシンと他の成分を混合させて、強烈なニオイを発生させるため、追い出しの効果が期待できます。
線香と同じ要領で使用でき簡単ですが、周囲への配慮や火災に注意が必要です。
ハクビシンにハッカ油のニオイは効果ある?
ハッカ油は、ドラッグストアで簡単に購入ができます。
ハッカ油とは、ミントの一種であるハッカソウを乾燥させて抽出した植物油です。
鼻にツンとくるニオイはハクビシンにとって苦手なニオイの一つです。
ハッカ油スプレーも簡単に自作することができ、自然素材のためおすすめします。
ニオイは薄れますので、スプレーを作ったらたくさん、まめに噴射してください。
ハクビシン対策用唐辛子の作り方とまく方法
環境だけでなく人にも優しい自然素材のものなら、安全にハクビシンを追い払うことができます。
ここでは、唐辛子とニンニク、木酢液を使った駆除用スプレー剤の作り方をご紹介します。
準備するもの
- ニンニク:100g
- 唐辛子:100g
- 木酢液:1L
- 2L用空のペットボトル:1本(原液作りのときに使用)
- ペットボトルスプレーヘッド(まくときに使用)
- 500mL用ペットボトル(まくときに使用)
作り方
分量の目安は【木酢液:ニンニク:唐辛子=10:1:1】です。
- ニンニクはつぶして、汁ごと2ℓ用ペットボトルへ入れる
- 唐辛子は刻んで種ごと、ペットボトルへ追加投入する
- 木酢液を1ℓを、追加投入する
- 1~3か月冷暗所で発酵させる
ポイントは、汁ごと種ごと全て混ぜること、しっかり発酵させること
まく方法
500mℓのペットボトルに、【原液:水=1:1】を入れて、薄めて使用してください。
ハクビシンの活動場所や、侵入経路と考えられる場所に噴射します。
ニオイものは基本的に薄まりやすいです。
雨が降ったらまく、定期的にまくなど、まめな散布を心がけましょう。
屋根裏、床下、換気口や壁と屋根のすき間など、ハクビシンの巣や見かけた場所が効果的です。
ハクビシン対策用木酢液ペットボトルの作り方
ハクビシンを駆除するために、ペットボトルに木酢液を入れて設置する方法があります。
ハクビシンは嗅覚が鋭く、刺激のあるニオイを嫌うため、この方法で巣に戻らないようにすることができます。
木酢液を使用する手順は次のとおりです。
- 市販の木酢液の原液を説明書通りに希釈する。
- ペットボトルの四分の一ほどの分量を入れる。
- ペットボトルの中腹に3センチ以上の穴を2~3か所ほど開ける。
- できる限り雨が中に溜まらないように工夫して屋外や侵入経路に設置する。
- 2メートル間隔で木酢液入りのペットボトルを置く、または侵入経路の地中に埋める。
この方法ですと、スプレーよりもニオイの効果は長く、約一か月持続します。
人や環境に配慮した、安心な対策方法です。
ハクビシンをニオイで追い出す方法
ハクビシンをニオイで追い出す具体的な方法を、以下の順にご紹介します。
- 追い出す手順
- 追い出す際の注意点
追い出す手順
ニオイで追い出すときの手順は、以下の3ステップです。
- ハクビシンの活動場所や侵入経路など、正しく確認する
- エサになるようなペットの食べ残し、生ゴミや廃棄農作物の放置がないかどうかなど、環境の見直しを行う
- 木登りが得意なため大きな樹木が家と隣接していると、枝をつたって出入りすることもあるので剪定するなど庭木をすっきりと、見通しをよくする
ハクビシンの行動を確認しつつ、環境を見直し、庭木の整理をします。
ハクビシンの活動を正しく理解することは、なるべく無駄なく対策をするために必要です。
また、ハクビシンのニオイで対策をしても、食べ物が見つけやすい状況であれば、すぐに戻ってきてしまいます。
ハクビシンにとって、メリットのない環境作りも大切です。
追い出す際の注意点
ハクビシンを、ニオイで追い出す際の注意点をお伝えします。
- ニオイの追い出しは持続性が低いので、定期的に交換
- 同じニオイばかりを使わないようにする
- 追い出し作業中は、防護服やマスク、手袋を着用する
- 煙などのニオイで追い出す場合は、設置場所によってはご近所やペットにも配慮が必要
最初は警戒して近寄らなくなっても、同じニオイに慣れてしまい安全だとわかるとまたやってきます。
そのため、同じニオイを使わずにニオイに変化を与えながら、継続して対策することが重要です。
ハクビシンを追い出したあとにハイターで掃除するには?
ハクビシンを追い出したあとは、病原菌が含まれる恐れのある糞尿の清掃が必要になるでしょう。
原液で使うと家屋を痛めてしまうので、希釈して使ってみてください。
希釈の割合は、【水1ℓ:ハイター10㎖(大さじ2/3杯)】で、ウイルス除去に適した液体が作れます。
スプレーボトルに入れて、散布しながら清掃をしてくださいね。
防護服やマスク、ゴム手袋を着用し、換気しながら安全に行いましょう。
ハクビシンの忌避剤はホームセンターで購入できる?
ハクビシン対策の忌避剤は、ホームセンターで購入ができます。
種類がいくつかありますので、被害の箇所に応じた忌避剤をご利用ください。
設置には、小さいお子さんやペットを飼っている場合など、特に注意が必要です。
忌避剤タイプ | 適用 |
---|---|
スプレータイプ | 屋外:生ゴミに直接噴射・場所を選ばない |
固形タイプ | 屋外/屋内:床下・屋根裏 置くだけ |
シートタイプ | 屋外/屋内:持続性が高く水にも強い |
粒状タイプ | 屋外:庭や田畑向け・広範囲に使える |
煙・線香タイプ | 屋外/屋内:屋根裏・床下・広範囲に使える |
ハクビシンの忌避剤が効かない場合は?
ハクビシン対策をいろいろ試してみたけど、全然うまくいかない…
そのような場合は、害獣駆除のプロに依頼することが可能です。
メリットは、安心安全に駆除してくれること、駆除後に再発した場合の保証もついています。
デメリットは、費用がかかるということです。
作業内容・駆除作業場所までの交通費・再発保証期間など、駆除業者によって価格が様々です。
見積りをとって、いろいろな業者で比較してみるのがおすすめです。
「ハクビシン 灯油」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「ハクビシン 灯油」を調べている人がよく思う質問に回答します。
まとめ:ニオイや忌避剤が効かない場合はプロに相談を!
この記事では、ハクビシンに灯油は効き目があるのか、また他の対策方法などお伝えしました。
屋根裏に住み着いた、田畑や果樹を荒らして困る、見かけてペットが襲われないか心配など、それぞれに状況
があります。
ニオイや忌避剤を試したけど効かない…
本当に毎日イライラしてしまう…
そんなこともあるかもしれません。
こんなとき、一度駆除のプロに相談してみましょう。
頭や気持ちを整理することができ、次の手が見つかるかもしれません。
見積りや相談するのに、費用はかからない業者が多いです。
思い切って相談してみると、ご自分にぴったりの駆除方法が見つかるかもしれませんね。
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