日本ではそこまで珍しくないタヌキですが、シンガポールでは冷暖房付きの部屋を用意されるほどのVIP待遇を受けるほど珍しい存在だというのはご存知でしょうか?
また、アメリカなどでは、タヌキ=スーパーマリオのタヌキマリオをイメージするみたいです。
そんなタヌキも、山から下りてきてはやりたい放題するため、被害に遭われた方もたくさん居ます。
この記事では、そんなタヌキの苦手なもの、ニオイ、音、色など様々な撃退グッズを紹介します。
タヌキの苦手なものは?
この項では、タヌキが苦手とするものを紹介します。
中には簡単に用意できるものも存在するので、被害に遭われている方や不安に感じている方は是非、追い払うための参考にしてみてください。
たぬきが嫌いな匂い
タヌキが嫌いなニオイは実は結構あります。
ネコの毛やウルフピーといった天敵由来のニオイ、木酢液(竹酢液)やハッカなど自然由来のニオイ、タヌキ用忌避剤や燻煙剤などの薬剤のニオイです。
どれもホームセンターで購入することが可能なので、タヌキをよく見かけるという方は被害が出る前に一度、試してみるのはいかがでしょうか。
たぬきが嫌がる音
タヌキはとても臆病な性格の動物です。
そのため、大きな音がとても苦手としており、ロケット花火や爆竹といった大きな音を出すタイプのものはとても効果的です。
中には驚きすぎて気絶してしまう個体もいます。
たぬきが嫌がる光
タヌキは夜行性の動物のため、強い光をとても嫌います。
今ではLEDを使用することで、省電力な物でも強い光を出す装置もあるので活用してみるのはいかかでしょうか。
ただし、何度も繰り返し使用していると光に慣れてきてしまう個体も居るため、他のものと併用し、補助として使用するのがおすすめです。
たぬきの嫌いな色
タヌキは赤色を嫌うと言われています。
そのためか、忌避剤にも使われているものも赤い色をした製品が多く見られます。
ただし、あまり効果の無い個体いることもあるので、嫌いなニオイなど他の方法と併用するといいでしょう。
たぬきの嫌いな食べ物
タヌキはとても強い雑食性を持つ動物のため動物性のもの、草食性のもの何でも食べます。
ただ、人間と同じように好き嫌いをする個体も存在しますが、どれが嫌いかというのは決まっていません。
食性を調べる場合は、フンを調べると主に何を食べているのか調べることが可能です。
タヌキの忌避剤はホームセンターで購入できる?
タヌキ用の忌避剤はお住まいの近くにある、ホームセンターで購入することが可能です。
また、商品が陳列されている棚を観察していると、その地域で一番よく見かける、被害を出している害獣が何かがわかったりもすることもあるので、店員の方と相談しながら購入を検討してみてください。
もちろん、インターネットでの購入も可能なので、お店まで行くのが面倒だと思う方におすすめの購入方法です。
たぬきが嫌いなハッカ油の作り方
タヌキは嗅覚が鋭い動物のため、ニオイの強いもの(ハッカ油など)をとても苦手としています。
そんな、忌避剤として使用することができる「ハッカ油スプレー」の作り方を紹介します。
まず、材料は全部で4つ。
- ハッカ油 20ml
- 無水エタノール 10ml
- 水 90ml
- スプレーボトル
ハッカ油や無水エタノールは、ドラッグストアやホームセンターで購入することが可能です。
作成手順はとても簡単で、スプレーボトルにハッカ油20mlと無水エタノール10mlを入れて、水90mlを加えて混ぜるだけで作れてしまいます。
タヌキのおすすめ撃退グッズ
タヌキを撃退できるおすすめグッズで検索すると上位に見られるのは、
株式会社プラスリブより販売されている「撃退!タヌキ」と言われる忌避剤です。
これは、タヌキが嫌うニオイと赤い色を使用しており、紐に通して吊るし、畑などの近くに設置するだけで効果があります。
注意点として、天候によっては本来の効力が出ない事もあるため、雨の後などは商品を交換する必要が出る可能性があります。
また、設置場所についても、タヌキが最も出入りしている場所以外にしてしまうと、効力を発揮しないこともあるため、注意が必要です。
タヌキの駆除は市役所に依頼できる?
タヌキを含む害獣駆除の依頼は市役所、区役所、保健所といった公的機関への依頼はできません。
各機関には相談窓口を設置されており、害獣(害虫)駆除専門業者の紹介、捕獲器の貸し出しや許可証の申請受付といったサポートに留まります。
また、市役所などで紹介される駆除専門業者への依頼から支払いまで個人負担となるほか、特別な業者が来るということでもありません。
そのため、もしも駆除専門業者へお願いする場合は、複数社へ相見積もりをし、より相性の良い業者にお願いすることをおすすめします。
タヌキの駆除で注意するべきことは?
タヌキの駆除を行う上で注意したいのは「ケガ」と「感染症」です。
タヌキはとても臆病な動物のため、追い詰められたタヌキが逆上し人に噛みついたり、引っ掻いたりと思わぬ行動をとることがあります。
また、ヒゼンダニという寄生虫に感染していることもあり、疥癬症という感染症に罹患する可能性があります。
人に感染しなくても、ペットを飼っている場合にはそのペットにヒゼンダニが寄生し、疥癬症を発症することもあるため、駆除などで近づく場合は十分な注意が必要です。
他にも、「エキノコックス」「トキソプラズマ」といった寄生虫までも持っている可能性もあります。
特に、エキノコックスに感染すると命の危険があり、回復には長期間の治療が必要となることが知られているとても危険な感染症です。
タヌキの駆除を業者に依頼した方が良い場合
タヌキの追い出し~清掃、殺菌、消毒、侵入経路の封鎖までの作業で「リスクを負いたくない」方は、害獣駆除専門業者へ作業依頼することをおすすめします。
知識も経験も持っていない方が行った場合、思いもよらないケガをする可能性が高いうえ、清掃中に誤って病原菌を吸い込んでしまい感染症に罹患する、侵入経路を封鎖したが施工が甘く再度侵入されてしまったなど、時間やお金、健康面のリスクが大きいと考えられます。
そのため、このようなリスクを負いたくないと少しでも考えている方は、駆除専門業者へ依頼することをおすすめします。
「タヌキ 苦手なもの」を調べている人がよく思う質問
まとめ:タヌキの被害が大きくなる前に対策を!
この記事では、タヌキの苦手なものや嫌いな匂い、嫌がる音、嫌いな色のほか、おすすめ撃退グッズを紹介しました。
タヌキは稀少な動物ですが、人の生活を脅かす害獣でもあります。
実際に被害に遭ってしまった方は、自身で対処しようとせず害獣駆除専門業者に相談することをおすすめします。
思わぬケガにつながる可能性があるほか、掃除から除菌、侵入経路を塞いだが施工が甘かったために、再度侵入を許してしまい、また追い出すところから始めることになった、という話はよくあります。
駆除専門業者へ相談すれば金銭的なコストはかかりますが、高い技術と経験を持っているので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、1社だけに相談するのではなく、複数社に相見積もりをお願いし、より相性の良いと感じられる業者にお願いすることをおすすめします。
コメント