怖い!さっき見かけたスズメバチは危険な種類!?
巣でハチの種類は判別できるの?
見かけたスズメバチが、どのぐらい危険なのかモヤモヤしていませんでしょうか。
この記事では、日本のスズメバチの種類や生息地、巣での種類の見分け方をお伝えします。
読んで頂ければ、スズメバチの種類と、適切な対処方法がわかるでしょう。
日本におけるスズメバチの種類
スズメバチは、蜂の仲間でもとくに凶暴で危険なイメージがあります。
アシナガバチやミツバチと比べて、間違いなくその強さや狂暴性を遥かに越えています。
いったいどんな種類のスズメバチを、特に注意しないといけないのでしょうか。
スズメバチの仲間は世界で4属67種が知られています。
そのうち、日本におけるスズメバチの種類は3属17種です。
では、日本におけるスズメバチの種類や特性をそれぞれ詳しく解説していきます。
スズメバチの日本だけの種類一覧
日本だけに生息するスズメバチの種類一覧は、ご覧のとおりになります。
スズメバチ属 8種 | オオスズメバチ キイロスズメバチ コガタスズメバチ モンスズメバチ ヒメスズメバチ チャイロスズメバチ ツマグロスズメバチ ツマアカスズメバチ |
クロスズメバチ属 5種 | クロスズメバチ ヤドリスズメバチ ツヤクロスズメバチ キオビクロスズメバチ シダクロスズメバチ |
ホオナガスズメバチ属 4種 | ヤドリホオナガスズメバチ ニッポンホオナガスズメバチ シロオビホオナガスズメバチ オビホオナガスズメバチ |
日本における各スズメバチごとの特徴
日本における17種類のスズメバチに、それぞれ独自の特徴があります。
スズメバチの種類によって、習性や毒性も違っていたり似ていたりと様々ですが、正しく見分けられると適切な
対処ができます。
スズメバチ属の中ではヒメスズメバチ以外は危険性が高い7種類が含まれています。
以下でスズメバチ属を詳しくご紹介いたします。
オオスズメバチ
- 体長: 女王バチは40~55mm、働きバチは27~40mm。
- 特徴: 日本で最も大きなスズメバチで、攻撃性が非常に高いです。大きな木の根元など半地下の空洞に巣を作り、特に危険度が高いとされています。刺されると非常に痛く、毒性も強く重篤な症状を引き起こすことがあります。一匹で、他の蜂の巣を襲うほど狂暴さを持っています。
キイロスズメバチ
- 体長: 女王バチは25~28mm、働きバチは20~25mm。
- 特徴: 中型、明るい黄色と黒の縞模様が特徴で、攻撃的な性格を持っています。巣は木の間や、屋根裏や軒下などの人間の近くに巣を作ることが多いです。活動期間は長く、巣の育室が1万を超えることがあります。被害例の多くはキイロスズメバチによるものです。
コガタスズメバチ
- 体長: 女王バチは約21~25mm、働きバチは15~20mm。
- 特徴: 比較的攻撃性は低いですが、巣を刺激されると攻撃する小型の蜂です。巣は地面や木の間、軒下などに作られます。都市部でも被害が増加傾向にあり、見た目は小型化したオオスズメバチのように似ています。
モンスズメバチ
- 体長: 女王バチは約30mm、働きバチは25mm程度。
- 特徴: お腹にしずくのような黒い波模様があります。日没後でも活動することができ、攻撃性は高いですが、オオスズメバチほどの強さではないようです。屋根裏、木の洞など閉鎖された場所に巣を作ります。セミを好んで狩ります。
ヒメスズメバチ
- 体長: 女王・働き蜂ともに24~38mm。
- 特徴: 体長が長く威嚇性は強いが、スズメバチの中ではとても大人しい性格。働きバチの数も少ない。腹部は黄色と黒色のしま模様で、お尻が黒く他のスズメバチとの判別がしやすいほう。巣は閉鎖空間の床下や屋根裏、地中に作られる。
チャイロスズメバチ
- 体長: 女王蜂は約30mm、働き蜂は17~27mm。
- 特徴: 全身が黒・茶色の土色をしており、他の種との違いがわかりやすい。巣を乗っ取る習性があり、キイロスズメバチやモンスズメバチの初期の巣を襲って自分の巣にする。
ツマグロスズメバチ
- 体長: 女王蜂は25~28mm、働き蜂は20~22mm。
- 特徴: 沖縄県にのみ分布し、体は赤褐色で、腹部の半分が黄色という独特の色合い。強い風雨から守るため巣は木の枝や草むらなどの低い場所に作られる。
ツマアカスズメバチ
- 体長: 女王蜂は25~30mm、働き蜂は20mm。
- 特徴: 非常に攻撃性が高く、敵を追い回すしつこさを持つ。初期の巣は地中や低い場所に作るが、規模が大きくなると高い位置に巣を作ることがある。都市部の高層ビルに営巣することもある。
日本におけるスズメバチの生息地
日本におけるスズメバチの生息地は、北海道から沖縄本島まで全国に広く分布しています。
特に、北海道や本州、四国、九州に多く見られます。
南下するにつれて種数は減少し、沖縄本島では2種のみが生息しています。
スズメバチは、もともと森林や雑木林を好みますが、都市部や住宅地でも頻繁に見られるようになりました。
その中でもキイロスズメバチは、よく人間に近い屋根裏や床下などで巣を作り、攻撃性も非常に高いため、
人が刺される被害が増加しています。
スズメバチの巣での種類の見分け方は?
スズメバチの巣での種類の見分け方は、わかりやすくするため巣ができる場所に分類してみました。
スズメバチの巣は、ボール型で美しいマーブル模様をしています。
巣作りを始めたばかりのスズメバチの巣では、とっくりを逆さまにした形をしたものもあります。
開けた風通しのよい場所 | コガタスズメバチ キイロスズメバチなど | 軒下や木の枝 |
閉鎖的な場所 | ヒメスズメバチ キイロスズメバチ モンスズメバチなど | 屋根裏や床下、壁間 木の中 |
低地・草むら | ツマグロスズメバチ | 低い場所の木の枝 |
土の中 | ツマアカスズメバチ オオスズメバチ クロスズメバチなど | 半地下の空洞 木の根元 |
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オオスズメバチはなぜ日本にいる?
オオスズメバチが日本に多く生息する理由は、日本の自然環境がこのハチにとって非常に適していること
が大きな要因でしょう。
日本は国土のおよそ3分の2が森林で、世界の中で比べても非常に森林の多い国です。
そんな自然豊かな植生と、湿気の多い高温多湿な気候は、オオスズメバチにとって生きやすい環境なのです。
オオスズメバチは、大きさ、性質、毒性などにおいて世界最強の危険なスズメバチです。
見つけても、「絶対に近づかない、静かにそっとその場を離れる」を忘れないでくださいね。
スズメバチは一匹殺すと危険?
スズメバチは一匹殺すと、とてつもなく危険です。
理由は、スズメバチが仲間を呼ぶための「警戒フェロモン」を放出するためです。
フェロモンを放出し、攻撃を受けたこと、危険だと周囲の仲間たちに知らせます。
一匹のスズメバチを殺すと、その場に残ったフェロモンで他のスズメバチが集まってきて興奮状態になるので、
攻撃を受けるリスクが高まり危険です。
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スズメバチを見つけたときの対処法
スズメバチを見つけた場合、まずは冷静に行動することが重要です。
また一匹見かけた場合は、その近くに巣がある可能性が高く、放置することは危険です。
以下の手順に従って、安全に対処しましょう。
1. 落ち着いて行動する
驚いて早急に動いたり、走ったりすると、スズメバチを刺激してしまう可能性があります。
2. 体勢を低くする
スズメバチに近づかないように、頭を低くしてゆっくりと後ろにさがります。
これにより、スズメバチが攻撃するリスクを減らすことができます。
3. 逃げる方向を選ぶ
ジグザグと逃げると自分の体力が消耗し、ハチが追いかけてきていた場合追いつかれてしまうかもしれません。
巣の近くにいる場合は、姿勢を低くして、巣から速やかに離れることを目指してください。
また、近くの車や建物の中に逃げ込むのも有効です。
スズメバチの駆除はどうしたらいいのか?
スズメバチの巣を見つけたら、専門の駆除業者に駆除を依頼することをおすすめいたします。
お伝えしてきたように、スズメバチはとても危険なハチです。
スズメバチは非常に攻撃的で、特に巣の近くではその傾向が強まります。
何匹も働きバチがいて子育てが始まっている7~10月は、さらに巣の周辺の危険度が増しているでしょう。
どうしてもご自分で駆除する場合は、一匹だけで巣を作っている場合にしましょう。
「スズメバチ 種類 日本」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「スズメバチ 種類 日本」を調べている人がよく思う質問にお答えします。
まとめ:危険な駆除は専門業者に相談を!
この記事でスズメバチの特徴についてお伝えしましたが、アシナガバチやミツバチよりも獰猛で危険度がかなり
高いことがおわかり頂けましたでしょうか。
また、ハチに刺されると、アナフィラキシーショック反応が出る恐れもあります。
危険を考えると、巣を駆除する場合は、専門業者に相談することを強くおすすめします。
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