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アシナガバチを一匹殺すとどうなる?一匹だけウロウロしていたら?毎日来る理由も調査

アシナガバチ 一匹殺すと

ベランダで洗濯ものを干しているときや、庭いじりをしているときにアシナガバチを見かけて、

「刺されたら怖いな、小さな子供もいるし…どうしょう。」

「いつも一匹ウロウロしてるみたいけど…仲間が集まってこないかな、巣はないよね?」

と不安に思ったことはないでしょうか?

今回は、アシナガバチが何をしにやってきているのか、一匹殺すとどうなるのか、放置していても問題はないのかといったお悩みへの解決策をわかりやすくお伝えします。

目次

アシナガバチを一匹殺すとどうなる?

よく噂されることですが、一匹殺すとたくさん集まるというのは誤解です。

アシナガバチは集団行動をしますので、巣や、巣の見張り役を刺激すると攻撃的になって集まることがあります。

一匹殺すと仲間が集まってくるということはありません。

しかし、一匹殺したところで巣がある場合は解決になりません。

一匹見かけたら、付近に巣ができていないか確認した方が良いでしょう。

アシナガバチが一匹だけウロウロしてたらどうする?

急にアシナガバチを見かけると、一匹だけでも驚いてしまいますよね。

そんなときは、次の順に対処することをおすすめします。

  1. アシナガバチを刺激しないようにその場を立ち去る。
  2. 近くに巣がないか確認。
  3. 自力で駆除できるか慎重に考える。

アシナガバチを刺激しないようにその場を立ち去る

大きな声をださず、ゆっくりとした動きをとりましょう。

急に動くと蜂が驚き、攻撃されたと勘違いするかもしれません。

ベランダの場合は、室内に入ってそっと窓を閉めましょう。

近くに巣がないか確認

もうすでに、アシナガバチが巣を作り始めている可能性がありますので、巣の存在を確認する必要があります。

一匹ウロウロしているのは、その場所が巣をつくるのに最適かどうかを確認している可能性があるからです。

蜂の餌になるものや水、巣作りに必要な材料を探しているのかもしれませんね。

アシナガバチは、日当たりや風通しが良く、雨風がしのげる場所に巣を作ります。

たとえば、草木の茎、室外機の中、ベランダの軒下、瓦屋根のすきま、フェンスの金網などです。

巣を確認する際は、柔軟剤などの花の香りのする服や黒色の服は避けて、長袖長ズボンを着用するなど十分注意して行ってください。

自力で駆除できるか慎重に考える

アシナガバチの巣の大きさや場所、時期などを慎重に見極めながら、自分で駆除するか、業者に頼むか判断しましょう。

自力で駆除できる巣の大きさは10cm未満。

軒下や庭など開放的な場所にあるものは駆除が可能です。

以下のような場所にあった場合は、無理をせず専門の駆除業者に連絡して相談しましょう

  • スプレーの届かない高所
  • 土の中
  • 屋根裏や床下など狭い場所

また、アシナガバチは時期によって活動の活発さや数が違います。

一匹で活動している場合は自分で駆除できますが、複数で活動している場合は、自力で駆除すると刺されるリスクがあります。

4月~5月ごろは一匹で巣作りをしていて自分でも駆除ができる時期です。

6~7月ごろになると働き蜂も生まれて、巣を守ろうとするので駆除にはかなり注意が必要です。

7月~9月にかけて最も動きが活発になるため、早急に専門の駆除業にお願いしましょう。

巣の大きさや場所、時期などを見極めたうえで、自力で駆除できるか慎重に考えてください。

アシナガバチの正しい駆除方法

ここからは、アシナガバチの正しい駆除方法を紹介します。

ご用意するもの

ご用意するものは以下の通りです。

  • ピレスロイド系の殺虫剤スプレー
  • 巣を落とすための棒
  • ゴミ袋
  • ホウキ
  • ちりとり
  • 防護服

ピレスロイド系の殺虫剤スプレーは、有効成分のところに「ピレスロイド」と書いてあります。

万が一足りなくなるといけないので、2本あれば安心です。

キンチョール・アースジェットなど一般的に家にあるものでも代用可能ですが、駆除のとき蜂と距離をとりたいので

噴射距離が長いものを用意しましょう。

巣を落とすための棒はなるべく長いものがいいでしょう。

ホウキとちりとりは普段お使いの物で大丈夫です。

防護服は高価ですので、家にあるフード付きカッパ、帽子、マスク、タオル、長靴、軍手2ペアなどでも代用可能です。

蜂は黒いものに飛んでくる性質がありますので、色の白いものをご用意してください。

タオルを首に巻いたり、長靴の紐を結ぶなど隙間を作らないようにしましょう。

駆除に適した時間帯

一匹しかいないような小さな巣は日中でも駆除可能ですが、夜の方が動きが鈍くなるので安全です。

数匹いる場合は、日が落ちて2~3時間後から日の出前の時間がベストです。

この時間帯は、蜂がすべて巣に戻り活動も鈍くなっています。

ただし、夜でも光に向かって飛んでくるので、弱い光の赤色懐中電灯や、赤いセロハンを光の部分に貼って使用してください。

赤色懐中電灯はネットやホームセンターで、600円~1,500円ぐらいで購入できます。

正しい駆除作業方法

巣の風上から約2mのところに立ち、30秒間巣に向かって噴射し続けます

噴射すると蜂が薬に反応して一斉に出てくるので怖くなりますが、慌てず噴射し続けてください。

蜂がいなくなったら巣を棒で落としましょう。

巣があった場所にも殺虫剤を10秒ほどかけておく。

蜂や巣は決して手で触らずに、ホウキやちりとりを使用してゴミ袋に入れましょう。

そもそもアシナガバチとは?

アシナガバチとは、そもそもどんな虫なのでしょうか。

ここでは、その特徴や生態について解説します。

アシナガバチの特徴

アシナガバチは、黄色と黒色の縞のような模様を持ち、その名のとおり他の蜂と比べて長い後ろ足があるのが特徴です。

体長は約11~26mmの中型で、ほっそりとした体形をしています。

日本では11種類のアシナガバチの生息が確認されています。

攻撃性は強くなく、基本的におとなしい性格ですが、夏から秋にかけて行動が活発になり、中には強い毒性や攻撃性をもつものもいるので注意が必要です。

よく見かけると思いますが、ゆっくりふらふらと、優雅に飛んでいますね。

アシナガバチは、人の住居まわりや人工物でよく巣をつくるので、私たちの暮らしに身近な蜂ではないでしょうか。

アシナガバチの天敵

アシナガバチには、実はいろいろな敵がいます。

アリ、カマキリ、クモなどです。

しかし、最大の敵はなんとスズメバチです。

同じ蜂の仲間ですが、ほとんどの種類のスズメバチがアシナガバチの巣を襲いその幼虫やさなぎを食べてしまいます。

特にヒメスズメバチは、アシナガバチの巣を専門に攻撃してねらう天敵です。

ヒメスズメバチの子育ての時期は、アシナガバチの子どもが育ってくる頃に始まります。

ヒメスズメバチは我が子を育てるための食物の多くを、アシナガバチの幼虫やさなぎにたよっています。

ヒメスズメバチに目をつけられたら、アシナガバチの巣はもう助かりません。

お母さん蜂はただ身をひそめて待つしかありません。

アシナガバチの1年

春になり暖かくなると女王蜂は巣をつくり、卵を産んで力を尽くして子供を育てます。

最初に生まれ成長した子供たちは、働き蜂として女王蜂を助けて次に生れてくる子供たちを一緒に育てます。

夏のこの時期が、一年で一番動きが活発で蜂の数が多いでしょう。

その働き蜂たちは、女王蜂が死んだ後も子供たちを育て続けます。

秋になり、何匹かの女王蜂とオス蜂が生まれて育ち、冬になる頃には女王蜂だけが生き残り、お腹にいる卵たちと一緒に春を待ちます。

アシナガバチの女王蜂

アシナガバチの女王蜂は春になると、冬眠から目覚めて一匹でせっせと巣作りを始めます。

他の蜂たちは死んでしまっているので女王になった蜂だけです。

蜂の巣の一部屋ができるたびに、2分かけて卵を産み、それを繰り返して巣が大きくなっていきます。

最初に産んだその子供たちが育つまではたった一匹で、餌を運んだり、水を運んだり、羽で風を送って巣の中を涼しくしたりと大忙しです。

女王蜂はこのようにして子供を育て、育てた働き蜂とともに女王蜂の大切な役目である卵を産み続けて、ある日力をつくして死んでいきます。

アシナガバチが毎日来るはなつくから?

アシナガバチが毎日来るのはなつくからではありません。

理由として考えられるのは、巣作りのための最適な場所探しです。

食料になる物や水がある場所や、好みの香りに引き寄せられるようにアシナガバチは飛んでいます。

よく洗濯物に蜂がくっついていることがありますが、柔軟剤の甘い香りに寄ってきているかもしれませんね。

また、何匹か同時にみることがあればすでに巣が存在している可能性が高いです。

アシナガバチの駆除はかわいそう?

個人のお考えがあるかと思いますが、むやみに駆除する必要はないと思います。

アシナガバチは益虫という見方もあります。

庭木の花や葉、農作物につく青虫を取って食べてくれます。

しかしながら、私たちが生活する上で危険な場所に巣を作ってしまった場合は駆除も必要です。

ご家族やご近所のかた通行人のかたにもしケガでもあったら、申し訳なく早く駆除すればよかったと後悔してしまいますよね。

そうならない為にも、一匹飛んでるのを毎日みかけるようであれば、蜂の巣がないか、もしくは作ろうとしていないか様子をよく観察して早めに対処しましょう。

アシナガバチに効果のスプレーは?

殺虫剤スプレーの有効成分のところを確認してみてください。

「ピレスロイド」と書いてあれば、蜂用と書かれていなくても効果があります。

キンチョールやアースジェットもピレスロイド系ですので、ふらふらと飛んできた蜂を追い払う程度であればそれでも十分です。

ここで注意したいのは、これらは噴射距離が短いことです。

実際、蜂の巣を駆除する場合は距離を取ったほうが良いので、蜂用などの最大噴射距離が長いものを購入されることを強くおすすめします。

アシナガバチを自分で駆除できない場合は?

アシナガバチを自分で駆除できないと思ったときは、迷わず専門の業者に連絡して駆除を依頼しましょう。

早めに駆除を依頼することで、費用をおさえて、リスクも小さく行うことができます。

生活に支障がでる蜂の巣は駆除してもらうほうが、早くて何より安全です。

自分で行う危険性や準備を考えると、業者さんにお願いしたほうが良い場合も多いです。

「アシナガバチ 一匹殺すと」を調べている人がよく思う質問

アシナガバチを殺すと集まる?

一匹殺すとたくさん集まるというのは誤解です。アシナガバチは集団行動をしますので、巣や、巣の見張り役を刺激すると攻撃的になって集まることがあります。

アシナガバチが一匹いたらどうしたらいいですか?

そのまま放置するのはやめましょう。巣が近くにないか確認し、なければ殺虫剤をかけるなどして予防することが大切です。

アシナガ蜂の殺し方は?

小さい巣の場合は、ピレスロイド系の殺虫剤で駆除しましょう。蜂が何匹も飛んでいるようであれば、駆除業者さんに依頼することをおすすめします。

アシナガバチは夜どうしていますか?

夜は昼間の休息をとるため巣の上で休んでいます。また視力が悪いので夜の暗闇の中では活動は鈍くなっています。

まとめ:アシナガバチの駆除は正しい方法で!

今回は、アシナガバチの特徴と、一匹見かけたときの対処法についてご紹介しました。

アシナガバチの駆除の方法は、蜂の巣の大きさや、時期、場所などによって判断が難しく、刺された場合に命にかかわる場合もありますのでくれぐれも注意が必要です。

駆除に不安があったら、無理をせず、専門業者にお願いする方法もあります。

ご自分で駆除をする場合は、よく下調べをして正しい方法で安全に行ってくださいね

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