ゴキブリ自体が気持ち悪いのに、卵を発見した場合にはどのように対処すればいいのか悩みませんか。
卵の特徴を知ることで、被害を予防したり対策を立てる時にも役立ちます。
今回は、いざ卵を見つけた時の駆除のやり方についても紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
ゴキブリの卵の大きさはどれくらい?
卵の大きさは約7mm〜1cmが一般的です。
中にはさらに小さい卵を産むゴキブリもいます。
家の中で卵を発見したら一刻も早く駆除しなければいけません。
なぜなら、見た目の気持ち悪さだけでなく、食中毒やアレルギーの原因になる菌を持っている害虫だからです。
退治するのはもちろんですが、被害拡大を予防するためには、卵を発見したら一刻も早く処理しましょう。
大きさ以外でゴキブリの卵の特徴(見た目など)
ゴキブリの卵の見た目は?
一般的な見た目は小豆に似た色と形です。
ただし、チャバネゴキブリの場合、丸みが少なく長方形のような形、色は薄い茶色です。
ゴキブリの卵の硬さは?
家に出る種類の多くが、卵は硬い殻に包まれています。
ただし、中には、柔らかめの殻で包まれている場合もあります。
ゴキブリのフンと卵の違いは?
フンと間違われることがしばしばあります。
その理由は、卵もフンも茶色で丸くコロッとした形だからです。
卵が1cmほどなのに対して、フンは2mmほどと小さいことが大きな違いです。
ゴキブリの卵鞘
基本的に、卵鞘(『らんしょう』と読む)という殻に包まれています。
よって、身近にある殺虫剤や燻煙剤を使っても、卵鞘には全く効果がありません。
卵鞘の中を見てみると約10〜20個の卵が存在していて、多くて40個の卵が存在することもあります。
ゴキブリの卵の画像
ゴキブリの種類別に卵の特徴を解説
日本の家の中で見かける種類の多くがクロゴキブリです。
他にも様々な種類がいて、どの種類かによって卵の特徴が異なるため解説していきます。
クロゴキブリ
- 大きさ:約7mm〜1cm
- 色:黒みがかった茶色、濃い茶色
- 硬さ:硬くて頑丈
- 卵を産む時期:7〜10月の暖かい時期
- 孵化する数:平均10〜20匹
- 出没しやすい場所:全国各地
チャバネゴキブリ
- 大きさ:約5mm
- 色:薄い茶色
- 硬さ:少し柔らかい
- 卵を産む時期:1年中
- 孵化する数:平均30〜40匹
- 出没しやすい場所:飲食店が多い
ワモンゴキブリ
- 大きさ:約7mm〜1cm
- 色:黒みがかった茶色、濃い茶色
- 硬さ:硬くて頑丈
- 卵を産む時期:6〜8月
- 孵化する数:平均10〜20匹
- 出没しやすい場所:全国各地
ヤマトゴキブリ
- 大きさ:約7mm〜1cm
- 色:黒みがかった茶色、濃い茶色
- 硬さ:硬くて頑丈
- 卵を産む時期:7〜10月の暖かい時期(寒い時期にもある)
- 孵化する数:平均10〜20匹
- 出没しやすい場所:比較的寒い地域
ゴキブリの産卵について
ゴキブリが卵を産みやすい場所
高湿度、温暖、暗い、狭い、エサが豊富、人気がない、このような特徴の場所がゴキブリに好まれます。
- 冷蔵庫の下や裏
- 食器棚や家具の裏
- 排水口付近
- 観葉植物の下
- 屋根裏
- ダンボール
ゴキブリが卵を産むタイミング
産卵のタイミングは種類によって違います。
家に出やすいクロゴキブリは7〜10月頃の暖かい時期が産卵時期です。
しかし、中には1年中産卵を繰り返ししたり、寒い時期に産卵する種類もいます。
温度や湿度など様々な環境によっても時期が異なるため、1年を通して注意が必要です。
ゴキブリの卵が孵化する期間
家で見かける頻度が高いクロゴキブリは、卵が孵るまでに40日前後かかります。
- チャバネゴキブリ:産卵後すぐに孵化
- ワモンゴキブリ:孵化するまでにかかる期間は40日程度
- ヤマトゴキブリ:孵化するまでにかかる期間は30日程度
ゴキブリの卵を見つけたらどうする?
ゴキブリの卵の正しい駆除方法
家で卵を見つけた場合、早急に駆除しなければいけません。
殺虫スプレーは効果が期待できません。
ここではどう駆除するのが正解なのかを紹介します。
- 卵をつぶす
- 60度以上の熱いお湯をかける(近くに家具や家電がある時はNG)
- ゴム手袋を身につけ、卵をトングなどを使ってつかみ小袋の中に入れます。
- 必ず袋の外側から、袋が破けないように卵をしっかりと押しつぶします。
- 袋の隙間がないように硬くしばり、燃えるごみで処分します。
ゴキブリの卵駆除でやってはいけないことや効果のないこと
一刻も早く退治したい気持ちはわかりますが、間違ったやり方だと思いがけないところで孵化してしまうなどのリスクがあります。
ここでは、絶対にやってはいけないNGを説明します。
掃除機で吸う
掃除機を使って卵を吸うと、掃除機の中で卵が孵ってしまう危険性があります。
人によっては、直接じゃないとしても触りたくないという方や、一刻も早く駆除したいという気持ちでやってしまいがちです。
トイレに流す
そのまま卵をトイレで水に流してしまうと思っても見ない場所で卵が孵ってしまう恐れがあります。
どうしてもゴミ箱に捨てるのが嫌な場合は、卵鞘がきちんとつぶれているのを確認後にトイレに流しましょう。
ゴキブリが卵を産まないようにするには?
産卵させないようにするには、産みやすい環境を作らないことが非常に重要です。
好む環境は?
- 温暖
- 暗くて湿度が高い
- エサになるものがある
以上の条件を完成させないための、具体的な対策を説明していきます。
- 清潔を心がける
普段からこまめに掃除をすることが大切です。
生命力が高いため、ほんのわずかの水滴でも栄養源として取り入れ生きることができます。
そのため、食品管理を怠らないことはもちろん、生ごみや食べかすなどもこまめに処理しましょう。
- 毒エサを置く
出やすい場所に毒エサを置きます。
すると、エサを食べたメスが死ぬため、卵を産みつける予防としても効果が期待できます。
- 忌避剤を使う
嫌がる爽やかな香りを芳香剤代わりに置いておくのも対策の一つです。
見かけた場所を中心に殺虫剤を撒いておくとゴキブリは産卵場所を移動せざるを得ないため効果的です。
- 侵入口をふさぐ
家の中に入れさせないことも大切です。
ゴキブリはたった数ミリの隙間からでも入り込むことができます。
そのため、完全にふさぐことは難しいですが、通風口や換気扇の隙間をなくしたり、ドアやエアコンのホースの中を通れないように隙間をふさぐなど、できるだけ対策してみましょう。
「ゴキブリ 卵 大きさ」を調べている人がよく思う質問
まとめ:ゴキブリの卵を見つけたらすぐに駆除と対策を!
今回は家の中で卵を発見した場合の対処のやり方について説明してきました。
そのもの自体も気持ち悪いのに、卵もできる限り見たくない人の方が多いでしょう。
ただ、卵を放置しておくと、そこから何十匹ものゴキブリが生まれる恐れがあります。
もし卵を発見した場合は早急に対策を立てて駆除しましょう。
今回の記事が被害を最小限に抑えるための役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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