ハクビシンの駆除は業者に頼まないと難しいと思っていませんか?
効果的な対策として、ハクビシンの嫌いなニオイを活用する方法があります。
そこで今回は、身近にある木酢液とペットボトルを使ったハクビシンよけをご紹介します。
手軽にできる方法なので、使い方や効果についても解説していきますね。
ハクビシンよけ木酢液入りペットボトルの作り方
準備するもの
- 木酢液
- 水
- 空のペットボトル(500ml)
- カッター
ハクビシンよけ木酢液の希釈方法
木酢液の原液を2〜5倍の希釈方法で薄めます。
商品によっては、濃度が調整されたものや原液のまま使用するものもあります。
使用前は、必ず説明書をご確認ください。
作る手順
作る手順はとても簡単です。
市販で売っている木酢液の原液を水で薄めるだけで完成します。
ハクビシンよけ木酢液の使い方
ペットボトルを使ったハクビシンよけ木酢液の使い方について説明します。
- 木酢液を、ペットボトルの4分の1くらいの分量入れます。
- ペットボトルの中腹にV字の切り込みを4ヶ所程度入れ、Vを外側に屋根を作るように折返します。
- 何個か同じものを作り、2mくらいの間隔で屋外の倒れにくい場所に置きます。
ハクビシンよけに木酢液が忌避剤として使われる理由は?
ハクビシンは非常にニオイに敏感な動物です。
そのため、ハクビシンの嫌いなニオイを利用することで嗅覚に強い影響を与え、追い出したり遠ざける効果があります。
嫌がるニオイにはいくつか種類があります。
今回はホームセンターでも購入できる木酢液を使用した方法を紹介します。
炭の製造過程で発生する煙から抽出される液体のことです。
燃焼時の特有のニオイが、動物が怖がる山火事のようなニオイを発生させます。
ハクビシンは元々、山林に住んでいる動物です。
そのため、木酢液のニオイを嗅ぐと本能的に危険が迫っていると認識して強く嫌がります。
こうしたハクビシンの習性を利用することで、木酢液を忌避剤として使用するようになりました。
ハクビシンよけ木酢液の効果はどれくらいある?
ハクビシンの嫌いなニオイを使って、追い出したり遠ざけたりすることは可能です。
ただし、効果は一時的なものです。
- 市販の芳香剤と同じように、ニオイが消えていってしまいます。
- 時間が経つと、ハクビシンがニオイに慣れてきてしまいます。
定期的に木酢液を補充したり、散布するなどの工夫が必要です。
木酢液の効果を感じにくくなったときは、他の対策を考える必要もありますね。
ハクビシンよけ木酢液をスプレーする場合は?
スプレーで散布する場合は、1Lの水に対して木酢液を200〜500mlくらい混ぜるといいでしょう。
希釈した液体を作ったら、霧吹きスプレーに入れて追い出したい箇所に散布するだけです。
屋外や天井裏、屋根裏などに散布することで、予防対策としても使用できます。
メリット
広い範囲に散布することができます。
デメリット
蒸発しやすいため効果が短いです。
雨が降ると流されてしまうため効果がなくなります。
木酢液以外にハクビシンの忌避剤として効果のあるものは?
木酢液以外に、ハクビシンの忌避剤として効果のある身近なものをご紹介します。
ニンニク
強烈な刺激臭を放ち、ハクビシンの敏感な嗅覚を刺激します。
特にニンニクの匂いは、ハクビシンにとって非常に不快なものです。
唐辛子
ニンニクと同じく、強烈な刺激臭を放ち、ハクビシンの敏感な嗅覚を刺激します。
辛味成分がハクビシンに嫌悪感を引き起こします。
刺激が強いニオイは、人間やペットの健康に影響を与える可能性があります。
そのため、人間やペットが直接触れることのできる場所や、頻繁に近づく場所は避けるべきでしょう。
ホームセンターで購入できるおすすめのハクビシン忌避剤
ホームセンターで購入できるおすすめの忌避剤をご紹介します。
市販の忌避剤にもハクビシンが嫌うニオイの成分が含まれていて、様々な種類があります。
固形タイプ
どこにでも置けて、置くだけで簡単に使用できます。
木酢液や木タール、ニンニクとセラミックセメントなどの天然素材で作られています。
燻煙剤
火をつけておくだけで周囲にニオイを拡散させることができます。
蚊取り線香のように火をつけ、ハクビシンがいそうな場所におくだけなので取り入れやすいです。
天敵のニオイ
オオカミの尿で作られた忌避剤です。
小分けにした容器に入れて、数ヶ所穴を開けて設置します。
ハクビシンにとってオオカミは、同じ山林に住む動物の中で、食物連鎖の頂点に立つ天敵です。
尿のニオイはナワバリを示しているため、本能的に危険を察知します。
ハクビシンに強い警戒感を示して近寄らないようにします。
市販の忌避剤を使用するときの注意
猫などのペットを飼っている場合は影響が出ることもあるので、設置するときは注意しましょう。
小さなお子さんがいる場合は、手の届かないところに保管しましょう。
ハクビシンが来ないようにするにはコツがある?
ハクビシンが来ないようにするためのコツは3つあります。
①定期的にニオイを変える
ハクビシンは、ずっと同じニオイを嗅いでいると警戒しなくなります。
そのため、ニオイの種類を変えて慣れを防ぎながら効果を持続させます。
②ハクビシンの鼻の高さに合わせて設置する
地面に近い場所や活動エリアにニオイを設置することで、ハクビシンが嫌うニオイを最大限に活用します。
③侵入経路にニオイを設置する
ハクビシンの同じ道を通る習性を利用します。
そこで、家の周辺や庭など、ハクビシンが出入りしやすい場所に焦点を当てたり、痕跡が見つかった場所に設置することが重要です。
自分でハクビシンを撃退できないときは?
ハクビシンは帰巣本能の強い動物なので、一度追い出しても再び家の中に侵入しようするため注意が必要です。
侵入経路や出入りしやすいところを封鎖することで対策はできますが、完璧に自分で行うのは難しいです。
また、ハクビシンは非常に繁殖力が高い動物です。
駆除するまでに時間がかかると、数が増えて被害も大きくなります。
そのため、自分でハクビシンを撃退するのが難しい場合は、専門の駆除業者への依頼も検討しましょう。
「ハクビシン 木酢液 ペットボトル」を調べている人がよく思う質問
まとめ:手軽に作れる木酢液入りペットボトルを試してみよう
今回は、木酢液とペットボトルを使ったハクビシンよけの方法をご紹介しました。
他にもホームセンターで簡単に手に入る忌避剤が色々ありましたね。
もちろん手間や時間のかからない専門の駆除業者に依頼することも一つの手です。
まずはご家庭で手軽にできる方法を試してみてはいかがでしょうか。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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