育てた果物がかじられている!ハクビシンかも?
食害対策のために、好物や弱点を知りたい!
とお考えではないでしょうか。
この記事では、ハクビシンの好きな食べ物や弱点を調べ、ハクビシンを追い払う対策も含めてご紹介します。
ハクビシンの被害にお悩みの場合は、この記事を参考になさってください。
ハクビシンの食べ物は何?
育てた果物や野菜がかじられているのは、ハクビシンのしわざ?と気になっていませんか?
ハクビシンは、「野菜・果物・種子・昆虫・小動物・魚類・人の食べ残し」など、何でも食べます。
いわゆる雑食性の生きものです。
野菜などの畑では、ちょっとかじっては次の野菜へ移るような食べ方をするので農家さん泣かせです。
また、木登りが得意なため木に実っている果実も被害にあいます。
ハクビシンの好物
なんでも食べる雑食のハクビシンですが、特に好きな食べ物があります。
ハクビシンの好物は果物?
ハクビシンはなんといっても、甘くて柔らかいその時期の旬の果物が好物です。
毎年被害にあいやすい果物は、「桃・ブドウ・みかん・サクランボ・熟した柿」などがあります。
なしやりんごも好きですが硬さがありますので、他に食べ物があれば優先順位は落ちます。
ハクビシンは、これらの果物を食べるためにしなくてはならない木登りが得意です。
電線の上でも歩けるバランス感覚や真上に飛ぶジャンプ力が非常に優れているので、木の上に実る果物も楽に
食べることができてしまいます。
また、後ろ足を支点にして木にぶら下がり、ブドウなどを食べることもできます。
旬の果物は、栄養価も高く人も大好きですがハクビシンもそれをよく知っていて、甘く熟している柔らかい
果物の実が大好きです。
ハクビシンは果物以外にも好物がある?
ハクビシンは、果物以外にも糖度の高い野菜も好物です。
白菜や小松菜などの葉物野菜よりもイモ類を好みます。
よくハクビシンの被害にあう野菜としては、「サツマイモ・トウモロコシ・スイカ・イチゴ」などがあります。
しかし、イモ類が好きですが穴掘りが得意ではないので、トウモロコシがあればトウモロコシのほうが狙われ
やすいかもしれません。
野菜もサツマイモやトウモロコシのような甘いものが大好きです。
また農作物以外ですと、鳥を食べた形跡が胃の内容物から多く残っていたことから鳥肉を好む傾向があります。
ハクビシンは猫の食べ物を取りに来る?
猫の餌のカリカリも、上手に嚙み砕いて食べることができます。
猫用の餌は、栄養のバランスも考えられた食べ物のため、ハクビシンにとっても都合の良い食べ物でしょう。
ハクビシンは臆病な動物ですが、テリトリーや食べ物の取り合いなどでは、猫や犬に攻撃することがあります
ので、飼っている動物に被害がないように気をつけてください。
特に外で飼っているペットの食べ残しを放置しないほうがいいでしょう。
ハクビシンの食べ跡の特徴は?
ハクビシンが食べた後はかじった跡や、口で果肉を吸い取り皮だけ残ったような跡があります。
みかんではうす皮や果肉が残っていたり、ブドウは木にぶら下がって食べるため、先端部分がなくなっていること
があります。
木の高い位置に、実が木についたままかじられている場合は、ハクビシンかカラスかもしれません。
また、スイカを食べたときの食べ跡は特徴的でわかりやすいです。
ハクビシンは、スイカに大きな穴をあけて、そこに頭を差し入れて食べ始めます。
そのため、ハクビシンがスイカを食べた場合は、穴があいたというよりかぶりついてスイカの頭の部分がなく
なってしまったような状態になることが多いです。
ハクビシンによる被害
ハクビシンはもともと山林に生息していましたが、山や山の食料の減少などで人家におりてくることが増えて、
人の生活環境での被害が出ています。
ハクビシンによる被害について、以下のように調べてみました。
- 農作物の被害
- 人体への被害
- 家屋への被害
それでは、詳しく見ていきましょう。
農作物の被害
かじられ、食べられたことにより収穫量が減り、品質の低下により出荷できない、廃棄農作物が増えてしま
います。
そのため、収入が減少し生活にも影響を及ぼす場合もあるでしょう。
また、せっかく育てた農作物を収穫時期に荒らされてしまうのは、非常に辛いものです。
人体への被害
感染症トキソプラズマ症、レプトスピラ症、サルモネラ症、E型肝炎、 狂犬病などを引き起す危険性があります。
またハクビシンの体表には、多くのノミやダニが寄生しています。
寄生虫が原因で皮膚病やアレルギーを引き起こす可能性があります。
ハクビシンの糞尿から発生したダニの死骸や糞がアレルゲン物質となり、喘息やアトピー性皮膚炎を発症する
恐れもあるでしょう。
家屋への被害
ハクビシンの習性に「溜めフン」があります。
これは、人間でいうトイレにあたり、同じ場所で糞尿を行う習性です。
同じ場所で糞尿をするので、それが天井から染み出しシミができたり、強烈な悪臭がするようになります。
また、天井に穴やヒビができる、断熱が低下するなど家屋への損傷も大きいでしょう。
住みついたハクビシンを放置すれば、リフォームしなければいけなくなるかもしれないので、放置すること
は絶対にやめましょう。
ハクビシンを見つけたらどうしたらいいのか?
ハクビシンを見つけたら、追い払う対策をしてください。
ハクビシンは鳥獣保護管理法で認定された生きもののため、殺傷は禁止されています。
市販の忌避剤や、手作りの唐辛子スプレー、超音波装置などで追い出せる可能性があります。
また、なぜ家にハクビシンが来るようになったのか原因を特定して、原因を取り除くようにしましょう。
ハクビシンを見かけたら、ハクビシンの行動や目的を確かめて追い払う対策をする必要があります。
ハクビシンの天敵は?
ハクビシンの天敵は、ハクビシンを食べる鷹やフクロウなどの猛禽類やクマや狼などの大型の哺乳類とされます。
また、生息環境が競合している狂暴なアライグマや、人家に住み着けば人間も天敵といえるでしょう。
自分で出来るハクビシン対策
自分で出来るハクビシン対策がありますので、ぜひ試してみましょう。
ハクビシンの嫌いな匂いなどの弱点を利用する
ハクビシンはとても嗅覚が敏感で刺激臭を嫌う生き物です。
嗅覚が優れた部分でもあるし、弱点でもあります。
ハクビシンが嫌いな匂いには、唐辛子・ニンニク・木酢液・狼の尿・灯油などがあり、市販の忌避剤として販売
されています。
また、唐辛子など手に入れやすい材料を使って、自分で簡単に作ることも可能です。
コスパも良いので自作の忌避剤はおすすめしたいです。
市販のアイテムを利用する
ここでは、ハクビシンに効果のあったと評価のあった市販のアイテムをご紹介します。
ハクビシンが近づかない環境をつくる
ハクビシンが近づかない環境をつくることは、非常に大切です。
ハクビシンは食べ物が豊富にあり、暗く温かい場所を好みます。
廃棄農作物や、生ゴミ置き場などはできるだけ清潔にまめに片づけるようにしましょう。
食べ物がないとわかれば、いなくなる可能性があります。
また、庭木の剪定、菅理をして見通し良くすることや、家につたう枝があれば切ってしまいましょう。
自分でハクビシン対策をする場合の注意点
自分でハクビシン対策をするときの注意点は以下の通りです。
- 家の周りを点検し、侵入経路を特定し、必要に応じて塞ぐ
- 生ゴミや、ペットの食べ残しの放置はしない
- 庭木の整理や剪定を行って見晴らしを良くする
- 忌避剤は定期的に交換し、同じものを使い続けないようにする
- 糞尿の掃除などは、必ず使い捨てのマスクやゴム手袋を使用し、消毒も行う
以上の点に注意しながら、ハクビシン対策を行ってくださいね。
自分でハクビシン対策ができない場合は?
ご自分ではハクビシン対策が難しいと感じた場合は、自治体か駆除業者へ相談してみましょう。
自治体では駆除はしてくれませんが、相談にのってくれます。
プロの駆除業者へ相談する場合は、必ず3社ぐらい見積もりを取って、比較検討をする必要があります。
「ハクビシン 食べ物」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「ハクビシン 食べ物」を調べている人がよく思う質問に回答していきます。
まとめ:被害にあわないための対策を!
この記事では、ハクビシンの食べ物や好物について詳しくお伝えしてきました。
ハクビシンは鳥獣保護法で保護の対象となる動物で、殺傷はできません。
まずは、ハクビシンが寄り付かないような対策や被害にあわないための対策として、住環境の整備を心がけて
くださいね。
生ゴミや廃棄農作物、ペットの餌などの放置はなるべくしないようにしましょう。
庭木などをすっきりさせる刈込や剪定も大切です。
また、住み着いていなくても見かけたら、ハクビシン対策をしたほうが無難でしょう。
都心部でも見かけるようになったハクビシンの被害にあわないための対策をしておいてくださいね。
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