近年、街中にまで出没することが増えてきたハクビシン、見かけたという方も多いのではないでしょうか。
また、屋根裏や床下などに棲みついてしまい、ニオイや騒音といった様々な被害を出すことで害獣として扱われています。
この記事では、そんなハクビシンの寿命について紹介するほか、飼育下や野生の場合ではどう違うのか、体長や体重、行動パターンなどについても解説します。
ハクビシンの寿命は?
ハクビシンの寿命について知っている方はあまり多くありません。
この項では、そんなハクビシンの寿命について紹介します。
ハクビシンの平均寿命
ハクビシンの寿命は野生か飼育下で大きく変わります。
野生ではおよそ10年、飼育下ではおよそ15年~20年ほどと言われています。
ハクビシンの最長寿命
飼育下ではありますが、最長寿命で24年~25年ほど生きた個体も報告されています。
飼育下・ペットのハクビシンの寿命
飼育下でのハクビシンはおよそ15年~20年ほどと言われています。
2016年頃の多摩動物公園では、5頭の高齢ハクビシンが飼育されていたようで、皆16歳以上や19歳以上と高齢と言われる年齢ばかりのようですが、最年長は21歳を超える個体もいたようです。
これは寿命とは別の話になりますが、ハクビシンを個人でペットとして飼うことは、多くの自治体で禁止されています。
ただ、申請し許可を貰うことができれば飼育が可能なところもあります。
各都道府県にある環境局もしくは、市町村にある保健所に申請し、許可が出れば飼育が可能になりますが、ハクビシンを飼育するには手続きなどにかなりの手間がかかります。
また、申請が面倒だからといって許可無く捕獲することは「鳥獣保護管理法」に違反します。
もし、違反した場合は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に科される可能性があるため、許可の無い捕獲や殺傷は絶対に行わないでください。
野生のハクビシンの寿命
野生のハクビシンはおよそ10年ほどと言われています。
野生では、季節や場所によってはエサが食べられない、天敵に常に狙われている、寒さや暑さ、病気といったストレスに曝されていることで、飼育下よりも寿命が短くなっています。
ただ、野生でも10年という寿命は動物の中でも長い方ではないでしょうか。
また、1年の内で2匹~5匹の子供を産み、産まれた子供は約10ヶ月もすれば大人になり、次の出産を行います。
中には1年の内に2度も出産をする個体もいるため、10年という間にかなりの数のハクビシンが生まれることになります。
ハクビシンの生態と特徴
この項では、ハクビシンの生態とその特徴について紹介します。
ハクビシンの体長・体重
- 全長:約90cm~110cm(尻尾:約40cm~45cm)
- 体重:約3kg~4kg
全長の半分近くは長い尻尾になり、この尻尾を器用に使ってバランスを取ることで木登りや電線などの細い足場でも難なく渡ることができます。
ハクビシンの食べ物
ハクビシンは植物食が主な雑食性になります。
主に果物や野菜、昆虫や小動物を食しますが、特に果物を好んで食べています。
ハクビシンの行動パターン
ハクビシンは夜行性の動物ですが、街中では日中でも見かけることがあります。
身体能力がかなり高く、木登りを得意としエサとなる木の実や昆虫を食べたり、危険を感じた時に避難場所として木に登ることもあります。
ただ、木から木へと横へのジャンプはあまり得意では無いようで、移動する際は一度降りてから別の木に登るという行動が報告されています。
また、長い尻尾を器用に使ってバランスを取りながら電線を伝い、人家の屋根に飛び移り屋根裏に侵入しようとすることもあります。
アナグマやアライグマと勘違いされやすいハクビシンですが、穴掘りは苦手なようで基本的には高所や木の上で生活しています。
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ハクビシンによる被害
ハクビシンによって起こる被害は大きく3つあります。
・畑や家庭菜園への被害
ハクビシンは植物食が主な雑食で、基本的には何でも食べます。
中でも果物を好んで食べるため、畑や家庭菜園で育てているトウモロコシやイチゴ、ミカンやブドウなどはハクビシンにとって恰好の的になります。
そのため、ハクビシンによって起こる農作物への被害は(平成21年度)3億2千万になります。
これは害獣によって起きる被害で5番目に高い被害額です。
・感染症などの健康被害
ハクビシンはフン尿のニオイはかなり強烈です。
しかも、同じところでフンをする「溜めフン」という習性を持つためか、更に酷い悪臭を放ちます。
このフン尿には感染症の原因となる病原菌が多数存在していることがわかっており、トキソプラズマ症、レプトピラ症、E型肝炎のほか、食中毒の原因ともなるサルモネラ菌やカンピロバクターなどもいます。
また、ハクビシン自身にもノミやダニといった寄生虫が多数付着しており、アレルギー症状のほか、ツツガムシ病や日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などにも罹る危険性があります。
・鳴き声などの騒音被害
ハクビシンは夜行性の動物です。
人が寝静まった時間が、ハクビシンにとっての最も元気な活動時間になります。
屋根裏や床下から「キューキュー」といった甲高い鳴き声が一晩中続くと、寝不足になり酷い場合だとノイローゼになってしまう方も出てきてしまいます。
日中も眠気による集中力不足によって仕事や遊びを楽しめないなど、生活に大きな支障をきたすこともあるほど深刻な問題に発展してしまう可能性もあります。
ハクビシンがいたらどうする?
ハクビシンを道路または敷地内で見かけた場合、近くに棲み処を作っている可能性があります。
また、鳥獣保護管理法という法律で守られた動物であるため、許可無く捕獲、殺傷を行わないようにしてください。
エサをあげる、素手で触れるなどの接触は寄生虫や感染症の原因となる病原菌がうつる可能性もあるため、決して近づかないようにしましょう。
可能な範囲で近所の方に注意喚起をするなどの対策を行い、ハクビシンにとって棲み難い環境を作ることが大切です。
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ハクビシン駆除に線香は効果ある?
蚊取り線香などの煙は、嗅覚が鋭いハクビシンにとって一定の効果は期待できます。
ただし、線香による煙は害虫駆除に特化された成分のため、哺乳類であるハクビシンへの毒性はありません。
煙やニオイも次第に慣れてしまう個体も出てくるなど、効果がほとんど無い状態になる可能性もあります。
使用する場合は、ハクビシン専用や害獣用として市販されている忌避剤を使用してください。
カプサイシンやハッカなどの刺激臭、木酢液や漂白剤といったニオイは、ハクビシンなどの害獣にとって近寄り難いものとなっています。
ハクビシンの対策方法
ハクビシンはその運動能力の高さから、家屋への浸入方法は様々です。
屋根裏や敷地内への侵入をさせないためにも、背の高い木など足場になり得るものは撤去する、生ゴミやペットのエサを放置せず、蓋付きのゴミ箱に入れるなどの対策が重要です。
畑や家庭菜園を行っている場合、忌避剤を設置することでハクビシンを遠ざけることが可能です。
設置タイプやスプレータイプ、燻煙タイプと状況に合わせて適切なものを選択してください。
また、ハクビシンの天敵であるオオカミの尿(ウルフピー)を使った忌避剤も高い効果が期待できます。
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ハクビシン対策の注意点
ハクビシン対策を万全に行ったとしても、絶対に近寄ってこないとは言い切れません。
中には、ニオイや音、光だけで実際の害は無いと慣れてしまう個体も存在するため、忌避剤だけで大丈夫といった慢心は決してしないでください。
また、屋根裏や床下に潜んでいるハクビシンを追い出そうとして、噛みつかれたり引っ掻かれたりといったケガもあります。
さらに、高所での作業中に落ちてしまうなど、思わぬケガをするリスクがあるため、対策作業には細心の注意が必要です。
「ハクビシン 寿命」を調べている人がよく思う質問
まとめ:ハクビシンの生態を知って適切な対策を!
この記事では、ハクビシンの寿命のほか、飼育下や野生のときの寿命の違い、体長や体重、食べ物、行動パターンといったことを紹介しました。
野生のハクビシンでも約10年ほどと長い寿命を持ち、1度の出産に2匹~5匹を産み、多い時には1年に2度の出産をすることもあるほど繁殖力が高い動物です。
また、産まれた子供は約10か月もすれば出産が可能な状態になり、またその個体が2匹~5匹産むというネズミ算式に増えることなります。
そのため、ハクビシンによる騒音被害や悪臭被害に遭う方も多くいます。
被害に遭わないためにも、ハクビシンの生態のほか、近寄らせないための対策を常日頃から心がける事で被害を最小限に抑える事にもつながります。
ただ、どんなに対策を行ったとしても絶対に被害に遭わないということはありません。
ハクビシンの駆除は思わぬケガを負うリスクや大変な労力がかかるため、専門の駆除業者に相談することも視野に入れておくといいかもしれません。
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