ハクビシンは法律で守られているため、許可なく捕獲や殺傷することは禁止されています。
しかし、家の中に侵入したり、フンや尿、騒音の被害など、そのままにしておくと非常に厄介な害獣です。
そこで、どうすれば自力でハクビシンによる被害を防ぐことができるのでしょうか?
ホームセンターで購入できるハクビシンの対策グッズ、おすすめの忌避剤や作り方をご紹介します。
ハクビシン対策グッズはホームセンターで購入できる?
ハクビシンの対策グッズは、ホームセンターで手軽に購入できます。
その中でも忌避剤は、ハクビシンの嗅覚、味覚、触覚を刺激する対策グッズの一つです。
ハクビシンに不快感や恐怖感を与えることで、追い払う効果が期待できます。
それ以外にも、効果的な対策グッズがあるので、効果をみながら適宜変えてみたり、組み合わせて使用すると良いでしょう。
ホームセンターで購入できるハクビシン対策グッズ
ホームセンターで購入できるハクビシン対策グッズはさまざまな種類があります。
今回は主に4つの対策グッズの特徴を順番に解説していきます。
ハクビシン用忌避剤
ハクビシン対策用の忌避剤は様々な種類があります。
いずれも嗅覚が敏感なハクビシンの嫌いなニオイを使用することで、家から追い出したり、近寄らないようにする効果が期待できます。
粒剤タイプ
ハクビシンが食べた時に苦味を感じる成分が含まれています。
庭や畑などハクビシンが出やすい場所に撒くことで近寄らなくさせる効果があります。
- メリット
- 1粒1cm程度と小さく直接撒くだけなので手軽
- 屋外の広い範囲に散布できる
- デメリット
- 1袋あたりの価格が高い
スプレータイプ
ハクビシンが嫌うニオイや味を含んだ成分が含まれています。
ハクビシンの侵入しやすい場所や通り道にスプレーすることで、追い出し効果が期待できます。
- メリット
- 広範囲に散布できる
- 直接スプレーするだけなので簡単
- 屋内屋外どこにでもスプレーできる
- 1本あたりの価格が安い
- デメリット
- 蒸発してしまうため効果があまり持続しない
ゲルタイプ
ハクビシンが嫌いなニオイや味を含んだゼリー状の忌避剤です。
屋根裏や天井裏などに置くことで追い出し効果が期待できます。
- メリット
- 容器のまま置くだけなので簡単
- 持続性が高く水や風に強い
- デメリット
- 小さなお子さんがいたりペットを飼っている場合は誤飲に注意が必要
- 価格が高い
固形タイプ
置くだけで簡単に使用できるタイプの忌避剤です。
ハクビシンの嫌いなニオイが染み込んでいるため、家から追い出す効果が期待できます。
- メリット
- 置くだけなので効果があるため手軽
- デメリット
- ニオイや色が付着する可能性があるためビニール手袋着用が必須
電気柵
ワイヤーに弱い電気を流すことで、ふれたハクビシンにショックを与えます。
一度電気ショックを受けると、ハクビシンは痛みや恐怖を学習するため、電気柵に近づかなくなります。
その結果、ハクビシンの侵入をふせぐことができます。
- メリット
- 電流自体は弱いため、ハクビシンを死傷させる心配がない
- デメリット
- 2〜4万円程度とホームセンターで購入できるグッズの中では比較的高額
- 電池タイプの場合は電池切れにならないように定期的な交換が必要
超音波発生装置
ハクビシンは聴覚に非常に優れています。
そのため超音波の音を不快に感じ、ハクビシンを家から追い払うことが可能です。
- メリット
- 比較的安い値段で簡単に使用できる
- デメリット
- ハクビシンが音に慣れてしまうと効果は薄れてしまう可能性が高い
激臭シート
ハクビシンが嫌がる成分がシートの表面に塗布されているものです。
床に置いておくだけでも強烈なニオイが充満し、触ったりかじったりすると嫌悪感や不快感を感じさせます。
- メリット
- 簡単に設置できて長期間効果が持続
- 水に強いため、屋内、屋外どちらでも使用可能
- 1枚あたりの価格が安い
- デメリット
- ニオイが強烈なため、室内に設置するときは住民も不快に感じる場合がある
各ホームセンターで購入できるハクビシン対策グッズ
カインズで購入できるハクビシン忌避剤
撃退!ハクビシン
獣よ!立ち去れ!来ん砂〜る
屋根裏害獣ニゲール置き型
コメリで購入できるハクビシン忌避剤
忌避一番
ナフコで購入できるハクビシン忌避剤
害獣除け木タール
ホームセンターで購入できるハクビシン用忌避剤の選び方
ハクビシン対策を効率よく進めるためには、忌避剤の選び方が重要です。
ホームセンターで購入するときの選び方がわからない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①成分やニオイ
忌避剤に含まれている成分やニオイは、ハクビシンへの効果に大きく影響します。
そこで、ハクビシンが嫌がる成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
- 唐辛子(カプサイシン)
- ニンニク
- ハッカ
- ハーブ
②被害の場所に合わせて選ぶ
ハクビシンの被害は、屋内や屋外と様々です。
また、忌避剤の種類によって屋外では効果が乏しい場合や使いづらいなどあるので、注意が必要です。
そこで、屋内の場合はシートタイプやゲルタイプ、屋外の場合は粒剤タイプやスプレータイプのように、使い分けをすると効果的です。
③価格や内容量で判断する
ホームセンターでは、安価なものから高価なものまで様々な忌避剤を購入することができます。
被害の範囲の広さによって忌避剤の使用量が増えたり、様々な商品を組み合わせて使う場合もあるかもしれません。
そのため、仮に忌避剤で数万円程度の金額がかかると想定した場合は、自力で対処するのではなく最初から専門の駆除業者に依頼した方が良いかもしれません。
予算をどれくらいかけられるのか、使用場所や使用範囲に合わせて判断することが大切です。
ハクビシン用忌避剤の種類
屋外用ハクビシン忌避剤
粒剤タイプ、スプレータイプの忌避剤がおすすめです。
シートタイプを屋外で使用する場合は1m程度の間隔で吊るすと効果的です。
屋根裏用ハクビシン忌避剤
ゲルタイプ、固形タイプ、シートタイプの忌避剤がおすすめです。
スプレータイプも使用できますが、手の届かない広範囲にニオイを充満させるには、置くタイプの忌避剤がおすすめです。
その他のハクビシン忌避剤
- 燻煙剤
火をつけておくだけで周囲にニオイを拡散させることができます。
蚊取り線香のように火をつけ、ハクビシンがいそうな場所に置くだけなので手軽です。
- 天敵のニオイ
オオカミの尿で作られた忌避剤です。
天敵のニオイは本能的に危険を察知させるため、ハクビシンに強い警戒感を示して近寄らないようにする効果があります。
ハクビシン対策グッズを使用するときのポイント
ハクビシンの対策グッズを使用するときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。
ハクビシンの通り道に設置する
ハクビシンは同じ道を通る習性があるため、そこに忌避剤などの対策グッズを仕掛けておくと嫌がって追い払うことができます。
被害があった場所を中心に、出入りしやすい隙間や痕跡をチェックして設置すると良いでしょう。
ハクビシンの鼻の高さに合わせて設置する
忌避剤はハクビシンの嫌いなニオイが含まれているため、鼻の高さに設置すると効果が高まります。
地面から15cm以内の低い位置や活動エリアに忌避剤を設置すると良いでしょう。
定期的に変える
忌避剤の場合はニオイ、超音波の場合は音に慣れてしまう可能性があります。
そのため、長期的に被害を防ぐためには定期的にニオイや音を変えることでハクビシンに警戒心を持たせることが大切です。
また、効果を持続させるためには定期的に新しいものと交換することも必要です。
ハクビシン用忌避剤のランキング
第1位
第2位
第3位
ハクビシン用忌避剤の作り方
これから紹介する方法は、ハクビシンの嫌いなニオイを使った忌避剤です。
木酢液を使ったハクビシン忌避剤スプレー
ホームセンターでも購入できる木酢液の原液を説明書通りに水で薄めます。
そして、霧吹きスプレーに入れて、天井裏や屋根裏などハクビシンが出入りしやすい場所に散布します。
木酢液ってなに?
木炭を作る際に発生する煙から抽出される液体のこと。
ハクビシンが嫌がるニオイの一つで、忌避剤として効果的です。
ハクビシンよけ唐辛子
唐辛子は強い刺激臭がするため、ハクビシンの敏感な嗅覚を刺激します。
辛味成分がハクビシンに嫌悪感を与えるのです。
そこで、唐辛子を切ったりすりつぶした後、穴の空いたペットボトルに入れてハクビシンが出入りしやすい場所に置きます。
ハクビシンの忌避剤が効かない場合は?
ハクビシンの対策グッズはたくさん種類がありますが、記載通りの効果が持続する保証はありません。
忌避剤によっては効果の持続時間も異なるため、設置後すぐに効果が出なくなったというケースもあります。
また、ハクビシンが忌避剤に慣れて効果が薄れてしまったということも考えられます。
そこで、忌避剤を使用した直後からこまめに効果を確認することや、効果の持続性を意識することが大切です。
「ハクビシン対策 ホームセンター」を調べている人がよく思う質問
まとめ:用途に合わせて購入しよう!
今回はホームセンターで買えるハクビシン対策グッズをご紹介してきました。
うまく活用すれば、自力でハクビシンを家から追い出したり寄せ付けないようにすることができます。
手軽に購入できる対策グッズもあるので、ハクビシンにお困りの方はぜひ用途に合わせて選んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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