天井裏や壁から動物の鳴き声が聞こえてきたら注意が必要です。
また、そこにいるのがイタチの子供となると要注意です。
この記事では、イタチの子供鳴き声のほか、鳴いている意味や特徴などを紹介します。
イタチの子供の鳴き声は?
イタチはあまり鳴くことはありませんが、威嚇時や求愛時は一度鳴きだすと騒音被害になりかねないほどです。
ただ、イタチの子供が鳴く場合は条件が違います。
この項では、そんなイタチの子供の鳴き声の特徴や意味を紹介します。
子供の鳴き声の特徴
イタチの子供の鳴き声は「クーッァ、クーッァ」「キュッァ、キュッァ」「ククククッ」という可愛い鳴き声です。
成獣よりも小さい鳴き声ですが、それでも天井裏や壁の中から聞こえてくると驚くことには変わりありません。
子供の場合、一匹だけ居るということはほとんど無く複数匹で居ることが多いほか、数が増えるほど駆除が難しくなってきます。
自分でどうにかしようとせず、早急に害獣駆除の専門業者へ相談することをおすすめします。
イタチ(子供)の鳴き声の意味
イタチの子供が鳴く理由として「親を呼ぶ」ことがあげられます。
また、子供の鳴き声が聞こえてきたということは、そこを棲み処としていると考えられるため、早急な対策と駆除を検討してください。
イタチ(子供)の鳴き声の動画
親を呼んでいるのか、頻繁に鳴いて歩き回っている様子が伺えます。
外で動き回っている動画のため、あまり恐ろしさを感じることは無いかもしれませんが、この鳴き声で屋根裏を歩き回られると、かなり怖いと感じられるでしょう。
イタチの子供と生態
この項ではイタチの子供について詳しい生態を紹介します。
イタチの出産・子育て時期
イタチの繁殖期は3月~5月にかけてとされていて、この間に交尾を行い出産を行います。
出産時には平均4頭~5頭を出産、40日前後は授乳期間となります。
イタチは一夫多妻制の動物であり、繁殖期には何頭ものメスと交尾をしますが、子育てはメスのみが行います。
ただし、チョウセンイタチという種の場合はオスが子育てを行う場合もあります。
イタチの赤ちゃんの育て方
イタチは基本、夜行性のため日中は屋根裏など姿を隠せる場所で休んでいますが、子育てを行っている期間には約4時間に1度赤ちゃんに授乳するため活動していることがあります。
そのため、昼夜問わず動物のような足音や物音が天井裏から聞こえている場合、イタチが住み付き子育てをしている可能性が高いです。
イタチの子供の大きさ
イタチの子供の大きさは15㎝以下ととても小さいですが、生後70日~80日程度で成獣とほぼ同じ大きさにまで成長します。
子供の間は見た目も鳴き声もとても可愛いですが、気が付くと大人になってしまい人の生活圏に侵入し、様々な害を及ぼすことになるため、注意が必要です。
イタチの生まれたて赤ちゃんの画像
イタチの生まれたての赤ちゃんの画像を集めてみました。
硬貨と比べるとどれくらいの大きさか分かりやすく、体を丸めても指2本分くらいにしかなりません。
イタチの子供の画像
赤ちゃんだった頃から、大人の姿にかなり近づいていることがわかります。
ただ、大人ほど警戒心は無いのか、人が居ても近づいてくることもあります。
イタチの子供を見つけた場合の対処法は?
イタチの子供を見かけた場合、近くに4匹~5匹の兄弟と母親が居る確率がかなり高いです。
また、そのまま放置してしまうと、あっという間に子供は大人になり大繁殖につながる可能性もあるため、早急な対策を行う必要があります。
ほかにも、子育て中のイタチは気性が荒くなっていることもあるため、子供の近くに居るだけで襲われてしまうこともあるため注意してください。
鳴き声以外でイタチが棲み着いていると分かるサインは?
子育て中のイタチは約4時間に1度授乳のために、日中でも活動しています。
このため、昼夜問わず天井裏や家の周りでイタチを見かけた場合、イタチが棲み着いている可能性があります。
ほかにも、イタチは害獣と呼ばれる動物達の中で最も獣臭がするため、家に居ると気づくことが多いようです。
また、イタチはスカンクと同じような肛門の周りに臭腺を持っており、威嚇時にはこの臭腺から分泌液を出します。
そしてこれが強烈な悪臭を放ちます。(いわゆる、「イタチの最後っ屁」)
この分泌液からのニオイにフン尿も混じることもあり、そのニオイは更に強烈なニオイがします。
そんなフン尿をイタチは「同じ場所で行う習性(溜めフン)」を持っています。
これにより、天井には雨漏りのようなシミができてしまい、そこから強烈な悪臭がすることで、家全体に被害が及びます。
更に放っておくと最悪の場合、天井が腐ってしまい落ちてくる可能性もあるため、イタチが住み着いているかもしれないと思った時点で、早急な対策をとることをおすすめします。
イタチが棲み着いている場合の対応方法
イタチは「鳥獣保護管理法」という法律で守られた動物です。
無暗に捕獲や殺傷してしまうと違反となり「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に科されることもあります。
そんなイタチの対応方法は「追い出す」か「任せる」かの2択となります。
「追い出す」場合、イタチの嫌いなニオイや音、光、忌避剤、燻煙剤を使用することで家から追い出し、近寄らせないようにすることです。
「任せる」場合、金銭的なコストはかかりますが、害獣駆除専門業者にお願いすることで、追い出しから清掃と消毒、再侵入対策をお願いすることです。
自分で行う場合には、様々なリスクを負う必要があるため、専門業者にお願いすることをおすすめします。
イタチ対策をする際の注意点
自分でイタチの対策を行う方法として3つ挙げられます。
それぞれに注意するべきポイントがあるので、参考にしてみてください。
・イタチの嫌いなニオイを使う
イタチは嗅覚が鋭いため、嫌いなニオイに対してとても敏感です。
「木酢液(竹酢液)」や「忌避剤」が効果的で、家にあるものだと「お酢」や「漂白剤」なども効果があります。
これらが発するニオイには、イタチに強いストレスを与えることが知られています。
スプレーボトルに入れておき、布など散布し染み込ませて設置しておくと効果が長く続きます。
ただし、木酢液や忌避剤も乾燥してきたり、量が減ってくると効果が無くなってしまうため定期的な交換が必要になるなど手間がかかります。
もし、イタチが諦めていないのにも関わらず、途中で止めてしまうといつの間にか家に侵入されてしまい、また追い出す作業から始めることになります。
また、イタチは強い帰巣本能を持っているため、一度侵入できた家を簡単には諦めることは無いでしょう。
・光るものに警戒する習性を利用する
イタチは夜行性のためか、夜間に光るものを嫌う習性を持ちます。
屋根裏や床下といった暗い場所に、懐中電灯を使って照らし続けることでイタチに大きなストレスを与えることができます。
また、LEDを使用すれば少ない電力で長時間の点灯が可能なので、積極的に利用するといいでしょう。
ただし、追い出す場合に光を使うと気性の荒い個体の場合、反撃される可能性もあるためしっかりと距離をとり、十分に注意してください。
・侵入経路となり得る隙間は全て塞ぐ
イタチに対して、最も重要な対策になるのが「侵入経路を塞ぐ」ことです。
侵入口を塞ぐには、パンチングメタルや金網、パテといったものを使用し、どれもホームセンターで購入することができます。
イタチは500円玉程度の隙間からでも侵入することが分かっています。
屋根裏や床下、通気口といった場所の隙間など、確認する必要のある場所は多く、素人では見落とす可能性はかなり高いと考えられます。
「イタチ 子供 鳴き声」を調べている人がよく思う質問
まとめ:イタチがいるとわかったらすぐに対策を!
この記事では、イタチの子供の鳴き声や鳴いている意味のほか、子供の大きさや育て方や特徴などを紹介しました。
イタチが屋根裏や床下に住み着いてしまうと、鳴き声による騒音被害、フン尿による衛生被害や悪臭被害に遭う可能性が高くなります。
さらに、イタチの子供が居ると昼夜問わず動き回るため落ち着かない日々が続くでしょう。
フン尿の頻度も増え、更に悪臭や天井へのシミが広がるなど被害が拡大します。
イタチを見かけたら早急な対策が必要になるのですが、慣れない人だと感染症に罹る可能性がある、思わぬケガを負うなど様々なリスクを負うことになります。
そこで、害獣駆除の専門業者へ相談することで、そういったリスクを負うことなく追い出しから清掃、再侵入の対策まで任せることができるためおすすめです。
コメント