「怖い!軒下からコウモリが出入りしている!」
「コウモリの駆除に最適なタイミングはいつ?」
とお悩みではないでしょうか。
この記事では、コウモリの活動時期や活動時間を調べ、駆除にベストなタイミングや方法を詳しく解説します。
コウモリの活動時間は?
コウモリは夜行性というイメージが強いかもしれません。
実際、コウモリの活動時間はいつなのでしょうか。
結論から言うと、コウモリの活動時間は夕方17時~朝7時前後です。
コウモリの活動時間帯は、大きく以下の3つに分けることができます。
- 日没後から日の出前まで、活発に餌を探したり、仲間との交流をしたりする
- 夜明け前に、巣に帰ってくる
- 昼間は、巣の中で休む
コウモリは、日が暮れると、巣から出て昆虫などの食べ物を探しに活発に行動します。
また、コウモリは、昼間は暗く静かな場所で休息をとっています。
ただし、母コウモリが子のいる巣を守るために、例外的に昼間に飛ぶこともあります。
コウモリの活動時期は?
コウモリの活動時期は、地域によって多少異なりますが、春から秋(4月~10月)になります。
冬の時期(11月~3月)は、冬眠しています。
また、夏(7月~8月)はコウモリの繁殖期にあたります。
ご自分で駆除するときは、春(4月~6月)または秋(9月~10月)にしましょう。
なぜなら、繁殖期にコウモリを追い払えるのは、親のコウモリだけだからです。
子どものコウモリはまだ飛ぶことができないため、死んで巣に残ってしまうでしょう。
夏の時期に駆除をしなければならない場合は、駆除業者に依頼することをおすすめします。
コウモリの活動気温は?
コウモリは、およそ15℃を基準にして行動しています。
15℃を上回ると活動を始めるので、春から秋はとても活発に行動しています。
逆に15℃を下回ると行動が鈍くなり、冬眠をし始めます。
コウモリを駆除するのに最適なタイミング
ここでは、ご自分で駆除を行うときに最適なタイミングをお伝えします。
コウモリの駆除を成功させるためには、時期や時間帯が大変重要になります。
コウモリを駆除する時期や時間帯
コウモリの駆除に効果的な時期と、時間帯を表にまとめてみました。
季節・時期 | 駆除の可否 | 時間帯 |
---|---|---|
春(4月~6月) | 駆除に適している | 日没後10~30分 |
夏(7月~8月) | 繁殖期:駆除に適さない | おすすめなし |
秋(9月~10月) | 駆除に適している | 日没後10~30分 |
冬(11月~3月) | 冬眠期:駆除に適さない | おすすめなし |
コウモリの駆除は、春と秋の日没後10~30分が最適なタイミングです。
春と秋は個体数が少なく安全に駆除作業ができます。
コウモリは日没後10~30分で活動を始めるので、この時間帯に駆除するのがいいでしょう。
繁殖期は、母コウモリが子どもを守ろうとしますので、なかなか追い払えず駆除は難しいです。
母コウモリを追い出せたとしても、飛べない子どものコウモリは巣の中で死んでしまいます。
冬眠期は、コウモリはほとんど動かないので、駆除はできないでしょう。
コウモリスプレーをする時間帯
コウモリを追い払う方法に、市販のコウモリスプレーがあります。
スプレーをするのに適した時間帯は、コウモリの活動が始まる日没頃がおすすめです。
スプレーの臭いをコウモリが嫌がって、戻って来れなくなります。
ただし、スプレーの効果時間は3~6時間です。
臭いは時間がたてば消えてしまいますので、定期的な散布が必要になります。
雨や湿気の多い日、風の強い日は効果が薄くなります。
直接スプレーがコウモリにかかると、羽が濡れて飛べなくなり死んでしまうおそれがあるので注意してください。
コウモリスプレーは、使用上の注意をよく守って使うことが大切です。
コウモリの来る家の特徴は?
コウモリが来てしまう家屋には、コウモリが好む特徴があります。
主な特徴は、以下の3つです。
- 昆虫などの餌が豊富
- 軒下やすき間で、雨や風がしのげる
- 柱や梁が多く、ぶら下がる場所がある
とくに、安心して休める軒下はコウモリの休憩場所になりやすいです。
また、街灯が近くにあり虫が寄ってくる場所は、コウモリにとって食べ物が豊富で理想的です。
家にコウモリが夜にくるのはなぜ?
夜になるとコウモリが来るのは、その場所が夜行性のコウモリにとっての休憩場所にされているからです。
コウモリが一時的に休憩する場所を「ナイトルースト」といいます。
コウモリは日没後から夜明け前まで長い時間行動しています。
餌をとって食べたり、仲間と交流しています。
長時間ですので、休憩をしにナイトルーストに立ち寄ります。
コウモリを駆除する正しい手順
ご自分でコウモリを駆除するための、正しい手順は以下になります。
- コウモリの居場所の特定
- 追い出す
- 掃除する
- 出入り口を塞ぐ
これらを行う際は、必ず使い捨てのマスクやゴム手袋などを着用してください。
コウモリがいる場所にはフンがたくさん落ちています。
5~10㎜の小さなフンですが、多くの病原菌が潜んでいますので油断してはいけません。
また、コウモリは鳥獣保護法で保護対象に認定されていますので、駆除の際は殺傷しないように注意してください。
コウモリの生態について
コウモリを効果的で安全に人間の住宅環境から追い払うには、コウモリの生態について知っておくことも大切です。
詳しく見ていきましょう。
コウモリの特徴
コウモリの特徴を、以下に5つあげました。
- 夜行性
- 哺乳類
- 主に昆虫を食べる
- 発達した聴覚
- 人間に攻撃的ではないが、驚くとパニックになる
コウモリは昼間どこにいる?
コウモリは夜行性の動物です。
昼間は、ねぐらである暗くて涼しい場所で休んでいます。
種類によって違いますが、屋根裏・暗い物置・倉庫・瓦屋根の下・樹木の洞・洞窟などです。
太陽の光が届かない、温度が一定の場所を好みます。
コウモリは昼間動かない?
昼間のコウモリは、ねぐらでじっとしていて、ほとんど動きません。
鳥などと虫の取り合いにならないように、活動を控えているのかもしれませんね。
コウモリは夜どこにいる?
コウモリは夜に、食べ物を求めて活発に活動しているでしょう。
明かりに寄ってくる昆虫をとるために、街灯の近くを飛んでいます。
または、昆虫が集まりやすい水辺の近くにいて狙っているかもしれません。
夜は、「ナイトルースト」といって、コウモリが一時的に体を休める場所にもいます。
家の軒下や屋根裏など、夜になるとコウモリが現れる場合はコウモリの「ナイトルースト」になっています。
コウモリの苦手なものは?
コウモリが苦手なものは、ハッカやナフタレンなどの刺激臭やLEDライトの強い光です。
また、聴覚が非常に発達しているため、超音波や高周波の音も苦手です。
コウモリを駆除する際の注意点
コウモリを人間の生活環境から追い払うことが、何よりも重要です。
コウモリは、鳥獣保護法に認定されています。
自分で捕獲や殺傷などしてはいけない生きものです。
また、絶滅危惧種にも認定されているコウモリの種類もあります。
追い払ったあとは、コウモリが戻って来ないように対策をしないといけませんね。
「コウモリ 活動時間」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「コウモリ 活動時間」を調べている人が、よく思う質問に回答していきます。
まとめ:タイミングや追い出しが難しいときはプロに相談!
コウモリが、すでに住み着いてしまっている場合は、駆除のプロへの相談をおすすめします。
自分でやろうとすれば、時期やタイミングなどが難しく感じるかもしれません。
また、フンの除去や、侵入経路の特定・塞ぐ作業はかなり難易度が高めです。
しかし、そのままにしておくと、住居の腐食や不衛生から私たちの体に悪影響を与えるおそれがあります。
また、一時的に追い出しに成功しても、対策をとらないと戻ってきてしまうことはよくあります。
自分では駆除が難しいと感じたら、プロの駆除業者に依頼して、駆除してもらってくださいね。
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