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ムカデより小さいやつの正体は?ムカデに似た虫の画像も紹介!ヤスデとの違いも調査

ムカデ 小さいやつ

ムカデにそっくり、でも小さくて足がたくさんついた虫。

ベランダや庭に大量に発生することもあるため、苦手とする方も多いでしょう。

でも、実はその虫、ムカデじゃないかもしれません。

この記事では、そんなムカデよりも小さくてムカデそっくりな虫の正体のほか、その特徴や対処法などを紹介します。

目次

ムカデより小さいやつの正体は?

ムカデ 小さい 正体

ムカデに似ているけれど、小さい虫の正体とは「ヤスデ」の可能性が高いでしょう。

ヤスデはムカデは大きな分類で言えば、同じ多足類の仲間ですが、生態は違っています。

ムカデには大きなアゴがあり、そのアゴには毒があることはご存知でしょうか。

人間相手でも近寄ってきて、そのアゴで噛みつくこともあり、その痛さは尋常ではありません。

酷い場合だと、アナフィラキシーショックを起こしてしまい、命に関わる可能性もあります。

一方、ヤスデには大きなアゴはありません。

ただし、ヤスデは身の危険を感じると弱い毒性を持つ体液を出し、相手を威嚇します

噛むことはありませんが、この毒液が目などの粘膜に付着すると強い痛みを伴います。

そのため、ヤスデであっても素手で触れることは無いようにし、万が一触ってしまった場合にはすぐに手を洗い、体の粘膜に触れないよう十分注意してください。

小さいムカデのような虫の種類と特徴・画像も解説

小さい ムカデ 虫の種類 特徴

この項では、ムカデに似ているけれどムカデよりも小さい虫の特徴を紹介しています。

ヤスデ

ムカデ 似た虫 画像 ヤスデ

ヤスデにはムカデのような鋭いアゴが無いため噛みつくことはありません。

ただ、体に触られるなどの刺激を受けると、弱い毒性だけど強いニオイがする体液を体中から分泌し、この体液が体の粘膜に触れると強い痛みが伴います。

落ち葉や菌類(キノコなど)を主食としているため、落ち葉や倒木、石の下に生息しています。

大きさはムカデよりも小さく、おおよそ2.5㎝~3㎝程度となります。

ゲジ(ゲジゲジ)

ムカデ 似た虫 画像 ゲジ

実は「ゲジゲジ」とは古い呼び方で、正式名称は「ゲジ」となります。

走る速度はムカデよりも早く、見た目も相まって苦手とする方も多いかもしれません。

ただ、その見た目とは裏腹にゴキブリやクモ、蛾を捕食してくれる「益虫」だったりします。

また、病原菌を媒介する機能は無いため、衛生害虫でもありません

ジムカデ

ムカデ 似た虫 画像 ジムカデ

大きな括りで言うと、ムカデの仲間になります。

ただ、ムカデよりも小さく体も細く、足が短いのが特徴となり、一見するとヤスデと見間違うこともあるかもしれません。

通常のムカデと違って主に地中で生活することが多く、トビムシなどの小型の昆虫を捕食しています。

生息場所は、土に埋もれた朽ち木や腐葉土などの地中にいます。

イッスンムカデ

ムカデ 似た虫 画像 イッスンムカデ

日本全国で見ることができ、体長はおおよそ3㎝程度となり「一寸(いっすん)⁼ 3㎝」なので、このような名前が付けられたとされています。

体やアゴは通常のムカデよりも小さいが、動きは活発です。

ムカデと同様にアゴには毒があり、更に毒爪まで持つことがわかっています。

それほど強い毒性は無いですが、噛まれたり刺されたりした場合、人によっては幹部が腫れてしまうこともあります。

ムカデと他の虫の見分け方は?

ムカデ 他の虫 見分け方

ムカデとヤスデ、ゲジには明確な違いがあり、他の似た虫ともちゃんとした違いが存在します。

この項では、そんなムカデとの違いを紹介します。

まず、ムカデの特徴として、体長は6㎝~20㎝とヤスデやゲジと比べるとかなり大きく、とても攻撃的な虫です。

通常、草むら、落ち葉の下や石、植木鉢などの下に居ることが多く、稀に家の中にまで侵入してくることもあります。

食性は肉食で、クモ、ミミズ、ゴキブリ、小さい昆虫などを食べています。

また、体は1つの節に1対の足がついているのが特徴で、大きなアゴを持ち、そのアゴには毒が含まれているため噛まれると酷い痛みに襲われる同時に、患部が大きく腫れあがります。

ムカデとヤスデの見分け方

見た目だけだと、ムカデよりも細長いダンゴムシという方がしっくりくるかもしれません。

体長は1㎝~2.5㎝程度とムカデに比べるとかなり小さく、ムカデのようなアゴは持っておらず、動きも遅く攻撃的でもありません。

また、ムカデは体の1つの節に1対の足がついているのに対して、ヤスデは1つの節から2本以上の足が生えているのが特徴です。

危険を感じた際に、異臭のする体液を出し威嚇することがあり、この体液が体の粘膜部分に触れてしまうと酷く痛みます。

ムカデとゲジゲジの見分け方

ムカデとゲジ(ゲジゲジ)は見た目が全然違うため、すぐに判別できるでしょう。

体長は4㎝程度、長い触覚を持ち、足が長く、動きが非常に素早いのが特徴になります。

見た目の印象が悪いのと、異常に素早い動きのため嫌われることの多いゲジですが、実は害虫を捕食してくれる益虫でもあります。

その他の虫とムカデの違い

ジムカデとムカデの違いについて、ムカデよりも体が細長く、足も短いのが特徴です。

足が短いためか、ムカデよりも動きは遅いですが、体が細長いため狭い隙間にも簡単に入り込むことができます。

イッスンムカデとムカデの違いについて、イッスンムカデは成体であっても体長が3㎝(一寸)程度しかありません。

毒のあるアゴを持つことはムカデと共通していますが、イッスンムカデは毒爪を持っていて、弱い毒性ではありますが、人によっては爪で傷つけられた部分が赤く腫れあがることもあります。

ムカデではない虫の場合でも起こる被害とは?

ムカデではない 起こる被害

ヤスデやゲジ(ゲジゲジ)の場合、見た目の印象が悪いので、精神的な部分で害があるかもしれませんが、こちらから積極的に刺激しなければ何も害はありません。

ただ、ヤスデの場合は梅雨時期と冬前に大量発生することがあるため、見かけた時には市販の駆除剤を使用するか、駆除業者に相談することをおすすめします。

他の虫ではなくムカデの小さいやつ(幼虫など)の場合もある?

ヤスデかと思っていたら、実はムカデの子供(幼虫)だった、ということは結構あります。

ムカデの幼虫は成体と比べて平たいのが特徴で、見た目は成体が小さくなった感じです。

注意したいのは、ムカデの幼虫が居ると高確率で親である成体のムカデが近くにいる場合があります

そのため、ムカデの幼虫を見かけた際は周辺を十分注意し、害虫対策をすることをおすすめします。

ムカデの小さいやつ(幼虫など)に噛まれた場合はどうなる?

ムカデの幼虫にも毒があり、噛まれた場合は酷く痛みます。

人によっては、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるため、ムカデの幼虫であっても絶対に油断せず確実に駆除してください。

ムカデの赤ちゃん(幼虫)の画像

虫の画像 注意

この項では、ムカデの赤ちゃん(幼虫)姿の画像を掲載しています。

庭やプランターなどで見かけた際、確実に駆除するのをおすすめします。

ただし、高確率で親ムカデも近くに居ることもあるため、十分注意してください。

ムカデ 幼虫

生まれたてのムカデは色が白く、成長(脱皮)するにつれ色がついていきます。

ムカデ 幼虫

家や部屋にムカデみたいな小さいやつが入ってきた場合の対処法は?

部屋にムカデ 小さい虫 入ってきた場合 対処法

家の中に「もしかしてムカデかも?」と思われる虫が侵入しているのを見つけた際の対処法を紹介します。

ムカデを含め、ムカデのような小さい虫にも効果がある方法は4つあります。

下2つは、侵入するのを防ぐ方法にもなるため、合わせて参考にしてみてください。

殺虫剤(凍らせるタイプ)か毒餌を設置

通常の殺虫剤を使用すると薬剤が効くまでの間、あちこち走り回ったりと予期せぬ動きをすることがあります。

汚れなどが気になる方は虫が動き回った範囲に薬剤が付着したことで、掃除をする手間が増えるかもしれません。

しかし、凍らせるタイプだと一瞬で動きを止めたうえで、そのまま凍死させてしまうため掃除をする範囲も限定的で済みます。

また、毒餌を設置することで知らぬ間に害虫が死んでくれるため、その後に見る機会も減ってくるでしょう。

ただし、減ってきたり、乾燥や湿気によって薬剤がダメになるなど、定期的に交換する必要があるので注意が必要です。

熱湯をかける

熱湯(60℃以上)をかけることで駆除することも可能で、家の中で薬剤を使用することに抵抗がある方におすすめです。

家の中が濡れることに抵抗がある場合は、使い捨ての容器やバケツに熱湯を入れておき、長いものでムカデなどの虫をつまんで入れてしまえば、簡単に駆除することができます。

消石灰を撒く

消石灰は湿気と混ざることで、強アルカリ性の物質に化学変化を起こします。

これは、ヤスデやムカデなど湿気がある場所を好む虫にとって最も嫌うもののため、高い防虫効果を持ちます

ただし、殺虫効果はほとんど無く、あくまでも家への侵入を難しくさせるためのものなので、もしもの時のために殺虫剤などを用意しておくことをおすすめします。

日当たりや風通しを良くする

最もコストパフォーマンスが良く、手軽な防虫方法です。

ムカデやヤスデ、ゲジといった湿った場所を好む虫にとって、日当たりが良い場所や風通しの良い場所というのは、とても居心地の悪い場所になります。

そのため、害虫の侵入が気になる方は定期的に窓やカーテンを開け放ち、日光と風を取り入れることをおすすめします。

専門業者に依頼した方がいい場合

中には「虫は絶対に見たくない!」という方も居るかもしれません。

また、ヤスデのような大量発生する虫も存在するため「出来ることなら見たくない、触りたくない、でも、家から居なくなって欲しい」という方は害虫駆除を専門とする業者に相談することをおすすめします。

専門の業者では、侵入している害虫の駆除を行うほか、再度侵入されないための忌避剤などの設置、アフターサービスも充実しています。

「ムカデ 小さいやつ」を調べている人がよく思う質問

小さいムカデが家の中にいる原因は何ですか?

ちょっとした隙間(窓や網戸のサッシなどの隙間、換気扇、エアコンのダクトなど)から侵入してきます。

また、排水溝からの侵入が多く、ムカデなどは湿った場所を好むため、ここに身を潜めていることが多いためです。

小さいムカデっぽい虫は何ですか?

ムカデによく似た害虫に「ヤスデ」が存在します。

体長は成虫でも1㎝~2.5㎝程度とムカデと比べるとかなり小さくなり、ムカデのような触覚は無く、ダンゴムシが長くなったような見た目の虫です。

ムカデの細いやつは何ですか?

ムカデよりも細く、小さい虫は「ヤスデ」になります。

見た目がよく似ているため、間違われやすいですが、ムカデのような触覚やアゴは無く、動きもゆっくりなのが特徴です。

刺激を与えると弱い毒性があり、臭いニオイのする体液を体から出すことで威嚇してきます。

ヤスデは危ないですか?

ムカデのような毒性のあるアゴは持っておらず、動きも遅く、積極的に攻撃をしてくるわけでもないため、危険性はほとんどありません。

ただ、刺激を与えると弱い毒性があり、臭いニオイのする体液を出し威嚇してきます。

その体液が目などの粘膜に付くと酷く痛むことがあるため、決して素手で触らないようにしてください。

まとめ:自分で駆除ができない場合はプロに相談を!

この記事では、ムカデより小さいやつの正体のほか、ムカデに似た虫の画像も紹介をしました。

ヤスデやゲジ(ゲジゲジ)が出ても刺激しなければ害は無いため、あまり気にする必要は無いかもしれませんが、見た目がダメだという方も多いでしょう。

ただし、ムカデが出た場合は被害が出る前に早急な駆除が必要になります

もしも、「虫に触るのもダメ、見るのもダメだ」という方は、害虫駆除の専門業者へ相談することをおすすめします。

駆除から再侵入防止策、アフターフォローまでしっかりと行ってくれるので、害虫を見る機会も減ってくるかもしれません。

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