これは何?まさか…ねずみのふん?!
家の中で小さなふんらしきものを見つけて、これはねずみのふんかもしれない、心配だからはっきりさせたいとお思いではないでしょうか。
この記事では、ねずみのふんについての特徴や、見つけたらどうしたらいいかなど対処法も詳しくお伝えします。
読んでいただいて、早めの対策や身の回りの安全につなげてください。
ねずみのふんの特徴は?
ねずみのふんの見た目は、茶色か黒色で非常に小さく、炊いたお米の粒のような形をしています。
大きさは、5㎜~20㎜程度で黒っぽい茶色か茶色、灰色をしています。
ねずみは、家の中の壁などをつたって、様々なところにふんをします。
屋根裏などの巣がある場所や、押し入れやタンスの引き出しの中、台所や冷蔵庫の裏などの活動場所でフンを落としていきます。
ねずみのふんの特徴を知り、落ちている場所で種類や侵入経路などを確認しましょう。
ねずみのふんの固さは?
ねずみのふんの固さは、一般的に新鮮なものほど柔らかく、古くなると硬くなります。
これは、ねずみの食事や水分摂取量、さらには健康状態を反映しています。
適度な柔らかさのふんは、ねずみが十分な水分を摂取していることを示し、健康的な食事をしている可能性が高いでしょう。
一方、ふんが硬ければ、脱水症状や栄養不足の兆候である可能性があります。
ねずみのふんはコウモリのふんとよく似ていますが、コウモリは昆虫食のため、ふんがもろく形が崩れやすいです。
ねずみの種類別にふんの特徴を解説
日本の家屋に住み着く、「イエネズミ」と言われる3種類のねずみのふんの特徴を調べてみました。
ハツカネズミのふん
ハツカネズミのふんは、大きさは4~7㎜程度の茶色っぽい、お米に似た形のふんです。
ふんの片側がツンと尖っていて、とても小さいのが特徴的です。
ハツカネズミの尿はアンモニア臭が強いため、フンにもその臭いがついて独特な異臭を発することがあります。
ふんはハツカネズミがよく住み着くガレージや倉庫、物置などで、わりと目につきやすいところに落ちています。
ドブネズミのふん
ドブネズミのふんはイエネズミの中では、1番大きく10~20㎜程度あります。
色は、こげ茶か灰色をしていて、炊いたお米を20㎜ぐらいにして、ぽってりとさせたような形です。
ドブネズミは、泳ぎが得意で水や湿気に強く、浴室、排水管、台所やトイレなどを好みます。
そのため、水まわりで丸みのある細長いふんを見つけたら、ドブネズミの可能性が高いです。
また、ドブネズミは高いところが苦手なので、ドブネズミのふんは高所には無く、よく床に落ちています。
クマネズミのふん
クマネズミのふんは、6~10㎜程度で、茶色か灰色をしていています。
細長いお米のような形をしています。
高い場所を好み、上に登るのが得意なため、屋根裏や壁の中に住み着くことが多いです。
クマネズミは特に動き回りながらふんをします。
屋根裏や、換気扇の周辺、2階部屋などで、ふんが散らかっている場合クマネズミの可能性が高いです。
ねずみのふんによる被害
ねずみのふんは、さまざまな健康リスクや環境への悪影響を引き起こす可能性があります。
以下に、主な被害内容を詳しく説明します。
- 病原菌の媒体
- アレルギーの原因
- 食品の汚染
- 悪臭と不快感
- 建物への損害
ねずみやねずみのふんには、目に見えない多くの病原菌(サルモネラ菌・レプトスピラ菌ほか)が潜んでいます。
乾燥して細かくなったふんが空気中に舞っていて知らないうちに吸込んでしまい、喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こすことも考えられます。
また、ねずみの発生を放置することでふん尿が溜まってしまい、悪臭の発生や、腐りもろくなるなど家屋に多大な損害を与えかねません。
軽い気持ちで、素手で触ったりしてはいけないですし、放置するのはやめましょう。
ねずみのふんを見つけたらどうしたらいい?
ねずみのふんを見つけた場合の、状況別に対処法を詳しくお伝えします。
- 家の中で見つけた場合
- 家の外で見つけた場合
- ねずみのふんを触った場合
ネズミのフンを家の中で見つけた場合の対処法
屋根裏以外の家の中で見つけた場合、急いで掃除する前にまずは、落ちていた場所を写真に撮っておくことをおすすめします。
次に、不用意に触らず、マスクやゴム手袋を装着して消毒スプレーとキッチンペーパーやぞうきん、ウェットティッシュ、新聞紙などを持っていきましょう。
髪の毛が長いかたは、束ねておきます。
掃除機を使うと、掃除機の中が汚染され、粉塵が舞う恐れがあるので使用するのはやめましょう。
拭き取りますが、拭き取ったものは、新聞紙に包んだり袋にいれてそのまま廃棄してください。
その後、病原菌が付着しているといけないので、アルコールなどの除菌スプレーをかけて丁寧に消毒をしましょう。
掃除に使用した物はできるだけ捨てて、しっかりと手を洗ってくださいね。
ねずみのふんを家の外で見つけた場合の対処法
基本的には家の中で見つけた場合と同じです。
ただし、倉庫などで見つけ、フンを集めるために掃く場合は、最初に消毒液を全体的にスプレーして、粉塵が舞わないようにするのがいいです。
ねずみの侵入経路を確認し、再発防止策を講じることが重要です。
ねずみのふんを触った場合の対処法
ゴミか何かに見えて、思いがけずにねずみのふんを触ってしまうことがあるかもしれません。
その後、指先などをふくめアルコールでしっかり消毒しておきましょう。
ふんの落ちていた場所は、上記を参考に清掃・消毒を行ってください。
ねずみがふんをしないようにするには?
ねずみがふんをしないようにする最重要ポイントが以下の2点です。
- ねずみが来ない環境を作る
- ねずみの侵入経路を塞ぐ
生ごみやペットのエサはすぐ片づける、お米やお菓子、乾物などは保存容器や冷蔵庫に入れて保管しましょう。
エサになるものが手に入れやすい場合など、居心地よく住み着いてしまいます。
エアコン設置でできた隙間、壁と屋根との隙間、換気口など、床、窓を確認し、必要に応じてシーリング材や金網で塞ぎます。
排水口には網を設置し、ネズミが侵入できないようにしましょう。
「ねずみのふん 特徴」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「ねずみのふん 特徴」を調べている人がよく思う質問に回答していきます。
まとめ:ねずみのふんを見つけた際は適切な処分方法で!
ねずみのふんを見つけたら、落ち着いて適切に処分をしましょう。
病原菌がついているので、素手で触らないこと、掃除機で吸い取らないことが重要です。
また、拭き取ったら消毒スプレーをするなど、しっかり除菌しておきます。
適切に処分すれば、ふんに関してそれほど恐れることはありません。
ねずみ本体の駆除を、早急に行うようにしてくださいね。
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