ネズミがでた!すぐに駆除しないとどうなる?
ネズミの繁殖期はいつ?繁殖力やスピードは早いの?
台所で見かけたネズミが、どれぐらいで増えるのか疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、ネズミの繁殖期・繁殖力・スピードなどに関わる疑問にお答えしていきます。
読んでいただければ、ネズミの駆除対策のお役に立つと思います。
ネズミの繁殖期はいつ?
ネズミの繁殖期は、主に春と秋の年に2回あります。
具体的には、暖かくなり動物や虫たちが活動しだす春(3月~5月)と、気温が穏やかで過ごしやすく食べ物も
豊富な秋(10月~11月)が繁殖のピークです。
ただし、屋内に住み着いたネズミの繁殖は1年を通してあります。
年々人間の住宅環境は良くなり気温は保ちやすく快適になっています。
そのため、屋内に住み着いたネズミにとっても生きやすく、食べ物も豊富で繁殖してもおかしくない気温が
あれば冬でも繁殖は可能です。
ネズミの種類別の繁殖期と特徴
一般的に、家に住み着くネズミは、
- ハツカネズミ
- クマネズミ
- ドブネズミ
の3種類と言われています。
これらは、「家ネズミ」と呼ばれています。
ここでは、家ネズミの種類別の繁殖期と特徴を詳しくお伝えしていきます。
ハツカネズミの繁殖期と特徴
ハツカネズミは、頭と胴体が小さく、身のこなしが俊敏な家ネズミの一種です。
体長は5~9cmで、他の家ネズミとひとまわり小さいサイズなのが特徴的です。
毛色は白色・灰色・褐色・などがあり、耳が大きく好奇心旺盛で、硬いものを噛む習性があります。
繁殖期は春(3月~5月)と秋(9月~11月)の2回にピークを迎えます。
また、成獣になるスピードが早く生まれて約2~3ヶ月で繁殖できるため、繁殖能力が非常に高いといえる
でしょう。
1回の出産で4〜7匹の子ネズミを産むことが多いです。
寿命は他の家ネズミと比べると約1~2年と短いです。
ハツカネズミは、自然環境の多い物置や倉庫に住みつくことが多いですが、家屋に侵入することもあります。
狭い場所を好むので、家屋の中では家具の隙間に巣を作る可能性があります。
クマネズミの繁殖期と特徴
クマネズミは、体長が約15~20cmで中型サイズですが、尾は体長と同じかそれよりも長いのが特徴です。
毛色は背面が褐色、腹面は淡い黄褐色や白色で、強くとがった鼻、大きな目、スリムな体型をしています。
運動能力が高く、とても警戒心が強いネズミです。
快適な環境が整っている場合は、年間を通じて繁殖することもありますが、特に、春(3月~5月)と
秋(10月~11月)が繁殖のピークとされています。
クマネズミは、生後約90日で繁殖を始め、年間に4~6回の出産を繰り返すことが可能です。
1回の出産では、5~6匹の子ネズミを産むことが多く、寿命は約3年と言われています。
クマネズミは、特に都市部での生息が多くみられていて、建物の隙間や屋根裏などに巣を作ることが一般的です。
人間の生活圏に入って適応することが容易なタイプです。
ドブネズミの繁殖期と特徴
ドブネズミは、家ネズミの中では最も大きなサイズで体長は約18~26cm、獰猛な性格を持ったネズミです。
毛色は、背面は褐色~灰褐色、腹面が灰色・黄色がかった白色をしていて、尾は体長より短くずんぐり、耳が
小さく、寒さに強いのが特徴的です。
警戒心は弱く、見た目のサイズが大きいと感じ、耳が小さい場合は、ドブネズミの可能性が高いです。
生後2カ月ぐらいで子猫ぐらいの大きさになるので、見れば怖さを感じるかもしれません。
繁殖期は春(3月~5月)と秋(10月~11月)の2回にピークを迎えます。
ドブネズミは、生後約90日で繁殖を始め、1回の出産では、6~9匹の子ネズミを産むことが多いです。
平均寿命は約2~3年と言われています。
ドブネズミは、湿気のあると場所が大好きで、クマネズミやハツカネズミと異なり、主に地面に近い場所で巣を
作ることが多いです。
人間の住環境に近いところに生息していて、下水管や床下やキッチンの死角などに隠れています。
ネズミの繁殖の基本知識
ネズミの繁殖の基本知識として、以下をまとめてお伝えします。
- 繁殖力
- 繁殖スピード
- 1匹いたら何匹いるのか
ネズミの繁殖力
ネズミの繁殖力は、哺乳類の中でも圧倒的な高さを持っています。
1年で1万匹以上に増える可能性があり繁殖を繰り返すため、「ネズミ算式」の言葉どおりに数を増やして
いきます。
特にご家庭や飲食店などで繁殖が問題視されています。
一方で、ネズミの食物連鎖における役割は非常に重要です。
「小動物を捕食する天敵の重要な食料になる」「種子や果実を食べることで、種子散布の役割を果たす」などが
あります。
ネズミの繁殖スピード
ネズミの繁殖スピードは、恐ろしいぐらい早いです。
生後2~3か月で繁殖ができ、妊娠期間は20~25日です。
環境によっては1年中繁殖が可能で、ピークは春と秋の年に2回あります。
また、集団行動をするため、出産してすぐ妊娠の可能性もあり、繁殖のサイクルも非常に早いです。
ネズミが1匹いたら何匹いるのか
ネズミが1匹いたら、その背景には約10匹いると思って間違いないでしょう。
ネズミは、繁殖力が非常に強い動物です。
子がいたら親ネズミや兄弟ネズミがもいるでしょう。
もしくはつがいのネズミがいるかもしれません。
1匹のネズミから、1年間で約30~60匹の子ネズミが生まれる可能性があると考えられています。
ネズミの繁殖期前に行うべき対策は?
ネズミの繁殖期前に行うべき対策は、以下の通りです。
- 侵入経路を塞ぐ
- 忌避剤を置く
- 寄せ付けない生活環境対策
ネズミは繁殖期前に、安全で食べ物が豊富な場所を求めて家屋に浸入しようとします。
1.5cmの隙間でも侵入する恐れがありますので、徹底的に小さな隙間も塞ぎましょう。
換気扇や通気口、屋根と壁のすき間、エアコンの室外機の設置部などがあります。
忌避剤は、効果が切れる前に早めの交換を意識して置いてください。
また、同じ匂いに慣れてきますので、匂いをローテーションして使用してくださいね。
ネズミにエサがないと思われるように、お米やお菓子などの保管はガラスなどのネズミの歯が立たない密閉容器
に入れることが大切です。
生ゴミやペットフードもネズミのご飯になってしまいますので、放置しないよう意識して環境を整えましょう。
ネズミの繁殖期に駆除を行う方法は?
ネズミは僅かな隙間も通ってしまうため、様々な対策をがんばってみたけど侵入されていて、繁殖期になってしま
う場合もあるでしょう。
そこで、ネズミの繁殖期に駆除を行うには、以下の方法があります。
- 粘着シートを使う
- 燻煙剤を使う
ネズミ駆除の代表的な方法として粘着シートの使用があります。
ネズミの通過する場所や、進出する場所に設置するだけで簡単で、価格も比較的に安いです。
また、燻煙剤はネズミの嫌う匂いの煙を使って追い出す方法です。
屋根裏や床下、壁の隙間など、手の届きにくいところにも匂いが行き渡り効果が期待できます。
ただし、このどちらも一時的な対策と考えた方が良いでしょう。
粘着シートは警戒されますし、燻煙剤の匂いは数週間しか持たないため、継続して行う必要があり、手間と
コストがかかります。
自分でネズミ駆除が難しい場合は?
ネズミは繁殖スピードが早いので一匹でも見かけたら、早急に対策をして、住み着く前・繁殖する前に駆除
するのが一番良い方法になります。
とはいえ、なかなかする暇がない、様々な方法で試したけど上手くいかないことも多々あるでしょう。
そこで、自分でネズミ駆除が難しい場合は、駆除の専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。
その場合は少なくとも3社に見積もり依頼をして、金額・方法・保証内容を検討してください。
検討し、納得したうえで駆除を依頼しましょう。
「ネズミ 繁殖期」を調べている人がよく思う質問
ここでは、「ネズミ 繁殖期」を調べている人がよく思う質問にお答えしていきます。
まとめ:繁殖のピーク前に対策を!
ネズミは、小さな生き物ですが、繁殖能力が非常に高いです。
数が増えだすと、あっという間に数十匹になる恐れがありますので、いると感じたらすぐに対処しましょう。
繁殖すると数が増えて、小さいものから大きいものまで、すべて駆除するのが非常に難しくなります。
そのため、繁殖ピークの前に対策することをおすすめいたします。
コメント