この記事では、ネズミの赤ちゃんを見つけたらどうするべきか、そのほかネズミの特徴やその駆除方法を紹介します。
ネズミの赤ちゃんは小さく、とても可愛い動物に見えます。
中には飼ってみようかと考える方もいるようですが大丈夫なのか、飼うことへの危険性も合わせて紹介します。
ネズミの赤ちゃんを見つけたらどうするべき?
ネズミの赤ちゃんを見つけたら放置せず、早急に駆除することをおすすめします。
ただ、小さくかわいい見た目をしているためか、可哀想などといった感情がどうしても湧いてくるかもしれませんが、ネズミは3ヶ月もすると繁殖ができる状態になってしまいます。
ハツカネズミは生後35日ほどで繁殖ができるとされています。
ネズミの赤ちゃんが居たということは親となるネズミが近くにいる、または同じ時期に産まれたネズミがいる可能性がかなり高いとされています。
駆除を行う際はネズミの赤ちゃんのほか、親ネズミや兄弟を見つけ出し一緒に駆除しないとどんどん増えてしまいます。
ネズミの赤ちゃんの特徴
この項では、ネズミの赤ちゃんの特徴についてネズミの種類ごとに紹介します。
ネズミの種類によっては、1匹が産む子供の数が違うほか、大人になるまでの期間や産まれた時の体の大きさに違いがあるので、見つけたネズミの赤ちゃんがどの種類のネズミか参考にしてみてください。
クマネズミの赤ちゃんの特徴
クマネズミの赤ちゃんは生まれた時の体重は4.5gほどで、一度の出産で5匹~7匹ほどの兄弟姉妹がいます。
また、成獣になるまでに2ヶ月半~3か月半ほどとなります。
クマネズミは大きな耳と長い尻尾が特徴的で、高い場所を好むほか、警戒心が高く臆病な性格のネズミです。
ドブネズミの赤ちゃんの特徴
ドブネズミの赤ちゃんは生まれた時の体重は5g~6.5gほどと、紹介するネズミの中では一番大きい種類となっており、一度の出産で8匹~9匹ほどと生まれる数も多くなっています。
また、成獣となるのも2ヶ月~3ヶ月ほどとなります。
ドブネズミは小さな耳と短い尻尾が特徴で、警戒心が低く攻撃的な性格のネズミです。
ハツカネズミの赤ちゃんの特徴
ハツカネズミの赤ちゃんは生まれた時の体重は1gほどとかなり小さく、一度の出産で生まれる数も4匹~7匹とほかのネズミに比べて少なくなっています。
ただ、成獣になるのに1ヶ月半~2ヶ月ほどとかなり早い時期となっているため、数の増えるペースがかなり早くなっています。
ハツカネズミは、紹介するほかのネズミに比べて体が小さく大きな耳と短い尻尾が特徴となっており、警戒心は低く穏やかな性格のネズミです。
ネズミの赤ちゃんの大きさ
クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの赤ちゃんの大きさを紹介します。
クマネズミ
- 体重:4.5gほど
- 一度の出産で産む子供の数:5匹~7匹ほど
ドブネズミ
- 体重:5g~6.5gほど
- 一度の出産で産む子供の数:8匹~9匹ほど
ハツカネズミ
- 体重:1gほど
- 一度の出産で産む子供の数:4匹~7匹ほど
ネズミの赤ちゃんの画像
ネズミの赤ちゃんを駆除する方法
ネズミの赤ちゃんの駆除方法として、手の届く範囲にいる場合は手袋をして袋に入れて生ゴミと一緒に出してしまいましょう。
もちろん、そのあとは必ず殺鼠剤や忌避剤、燻煙剤を使用し親ネズミやその兄弟達が家の中などに残らないように対策を施しましょう。
もしもネズミの赤ちゃんが手の届かない場所にいる場合は、専門の駆除業者へ相談することをおすすめします。
無理に引っ張り出そうとしたりなどしてしまうと、家の壁や床などに傷つけてしまうほか、間違って配線を引っ掛けて切ってしまうと修理に余計な出費がかかる可能性もあります。
専門の駆除業者ならば、多くの経験と道具を持っているのでより安全に駆除することが可能です。
ネズミの赤ちゃんを駆除した方がよい理由とは?
ネズミの赤ちゃんは種類にもよりますが、あっという間(1ヶ月半~3ヶ月)に成獣になり次の子供を産むことが可能になります。
しかも、1匹だけでなく一度に産む数は4匹以上。
その4匹が更に4匹以上ずつ産むと・・・。
1年もしない間に大きな集団が出来上がる計算です。
これだけの大きな集団が天井裏を走り回ったり、フンや尿をするとそれだけで大きな被害が出てしまうのは簡単に想像ができてしまいます。
そのため、ネズミの赤ちゃんと言えど早急に駆除する必要があると言えます。
生まれたてのネズミの赤ちゃんも駆除するべき?
生まれたてであってもネズミの赤ちゃんは駆除するべきでしょう。
まだ目も開いていない状態で見た目も愛くるしいため、駆除しようとすると罪悪感のようなものを感じるかもしれません。
しかし、赤ちゃんと言えどネズミです。
どのような病原菌を保有しているかわからないほか、あっという間に成獣になり次の子供を産むようになります。
そのため、生まれたてであっても早急に駆除することをおすすめします。
ネズミの赤ちゃんを駆除する場合の注意点
ネズミの赤ちゃんをの近くには確実に親ネズミやその兄弟姉妹といった家族が近くにます。
それらを一緒に駆除しないと、赤ちゃんだけ駆除したのではほとんど状況は変わりません。
ですので、殺鼠剤や粘着シートを使って他のネズミも一緒に駆除するようにしてください。
ネズミ赤ちゃんは飼育できる?
ネズミの赤ちゃんを飼育することはおすすめできません。
ネズミの繁殖能力は非常に高く、気が付くと一気に数が増えてしまい管理ができない状況になる可能性が高いためです。
また、赤ちゃんといえどどのような病原菌を保有しているかわかりません。
サルモネラ菌やハンタウイルスなど、中には重篤な感染症を引き起こす病原菌を保有している可能性が高いため、ネズミの赤ちゃんを飼育するのはやめた方がいいといえます。
ネズミは赤ちゃんを食べる?
ネズミが人間の赤ちゃんを襲う(齧る)という被害は実際に起こったことがあり、噛まれたことによって感染症にかかり死亡してしまう事例も存在します。
ネズミに噛まれることで危険とされているのは、鼠咬症(そこうしょう)と言われ、ネズミの口の中に存在する病原菌の種類によって下記の2種類の感染症に分けられています。
・モニリホルム連鎖桿菌感染症(れんさかんきんかんせんしょう)
潜伏期間は3~5日程度、悪寒や熱が出たり下がったりを繰り返すほか、頭痛や嘔吐、筋肉痛といったインフルエンザのような症状が見られます。
また、感染した90%以上の人に暗黒色麻疹のような発疹が四肢の内側、関節に現れ数日で消えます。
ほかにも、痛みを伴う多発性関節炎を起こすこともあります。
・鼠咬症スピリルム感染症
モニリホルム連鎖桿菌感染症と同じような症状が現れますが、痛みを伴う関節炎は少ないのが特徴です。
ネズミを駆除したあとにするべきことと予防策
ネズミの駆除が完了したら、病原菌や害虫(ダニやノミなど)による被害が出ないよう除菌と掃除を行う必要があります。
ネズミが住処にしていたであろう場所にはフンや尿が大量にあるので、使い捨ての箒とチリトリを使いフンを集めましょう。
この時に、使い捨てのマスクと手袋は必ず装備して行うようにしてください。
フンを集め終わったら、除菌スプレーやアルコール(70%以上)を使ってしっかりと除菌してください。
害虫駆除と対策のためにバルサンなどを使用することをおすすめします。
「ネズミの赤ちゃん 見つけたら」を調べている人がよく思う質問
まとめ:ネズミの赤ちゃんを見つけたら早急に対策を!
この記事では、ネズミの赤ちゃんを見つけたらどうするべきか、ネズミの特徴や駆除方法を紹介しました。
ここで重要なのはネズミの赤ちゃんを見つけたということは、既にネズミ達が繁殖し増え始めた証拠だということです。
見た目が愛くるしいので駆除することに罪悪感が出てしまうかもしれませんが、ここで駆除を行わないと被害が更に大きくなってしまうため、思い切って駆除を行いましょう。
どうしても難しいと感じる方は、専門の駆除専門業者に相談することをおすすめします。
ネズミの種類によって最適な方法の駆除と侵入対策、アフターフォローを提案してくれるでしょう。
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