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日本のコウモリに危険性はある?狂犬病に感染する?噛まれたときや触ってしまった時の対処法

日本 コウモリ 危険性

洞窟で生息することが多いコウモリ。

しかし、近年民家の屋根裏に巣を作るなどして話題にのぼることがあります。

あまり身近な動物ではないため、どのような危険性があるのか不安な方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コウモリがもたらす危険性や被害にあってしまったときの対処法などを中心に解説していきます。

目次

日本のコウモリに危険性はある?

コウモリは世界で約1000種類ほどおり、その中で日本に生息している種類は約40種類程度といわれています。

コウモリはおとなしい性格のため、基本的には人間を襲うことはありません。

しかし、捕獲されそうになったり、危害を加えられそうになった時には防衛行動としてかみつくこともあります。

コウモリは致死率の高い病原菌を保有している可能性もあるため、噛まれるととても危険です。

それ以外にも、フンによる被害や体についた寄生虫による健康被害のリスクもあるため、住居で見つけた場合は適切な対策をとる必要があります。

日本のコウモリからうける影響は?

日本のコウモリは狂犬病を運ぶ?

コウモリが保有する危険な病原菌の一つとして狂犬病ウイルスがあります。

狂犬病に感染すると致死率は100%といわれており、とても危険な病気です。

しかし、日本では犬へのワクチン接種義務や地理的要因などから1957年以降、狂犬病は発生していません。

そのため、日本にいるコウモリが狂犬病ウイルスを保有している確率はきわめて低いといえるでしょう。

しかし、可能性はゼロではないため十分注意する必要があります。

日本のコウモリのフンから病気になる?

コウモリは病原菌の温床といわれるほど、多くの病原菌を保有しています。

それらはフンとして体外に排出されます。

病原菌を含んだフンを直接触ってしまったり、フンが乾燥して空気中に舞ってしまったものを吸い込んでしまうと、感染する恐れがあります。

そのため、コウモリのフンを見つけた場合は直接触れずに、適切な方法ですみやかに処分しましょう。

日本のコウモリが媒介するウイルスや感染症は?

日本のコウモリが主に保有している病原菌には下記のようなものが挙げられます。

  • レプトスピラ
  • サルモネラ
  • ヒストプラスマ
  • ニバウイルス
  • アルボウイルス

これらの病原菌はフンやコウモリの体に触れるなどして感染することがあるため、十分に注意しましょう。

日本のコウモリは噛む?

日本のコウモリは噛むのか?

コウモリはおとなしい性格をしているため、基本的に自ら人間を襲うことはありません。

しかし、自分の身に危険が生じた場合には防衛反応として人間にも嚙みついてくることがあります。

そのため、コウモリを見つけた場合はむやみに近づかず、刺激を与えないようにしましょう。

日本のコウモリに噛まれたときの対処法

もし、コウモリに噛まれてしまった場合にはまず、噛まれた箇所を石鹸などを用いて水で洗い流してください

洗う際は傷口をこすらずにやさしく洗うようにしてください。

洗う時間はおおよそ15分くらいを目安としましょう。

その他にも噛まれた箇所がないか確認をしてください。

コウモリの噛み傷は小さいので注意深く体を確認しましょう。

また、細菌がついている可能性があるため、着ていた服は洗濯するようにしてください。

その後は、病院を必ず受診するようにしてください。

診療科は皮膚科もしくは外科で見てもらうことをお勧めします。

コウモリに噛まれたことに関する知恵袋の声

ここで、知恵袋の声を紹介いたします。

是非参考にしてください。

Q. 先日私の娘がコウモリに噛まれました。病院では傷口の消毒などで治療していただきました。ネットで調べてみると、狂犬病など出てきたのでとても怖いです。現在コウモリに噛まれたことで狂犬病にかかる可能性は高いで すか?

A. 狂犬病感染のリスクはほぼゼロと言っても良いでしょう。 日本は世界でも数少ない「狂犬病清浄地域」であり、オーストラリアやノルウェーなどと並び、長期間狂犬病患者が発生していない国なのです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13197864048

コウモリは菌だらけ?

コウモリの体には多くの菌が潜んでいます

コウモリは寿命が20年から30年ほどで、他の哺乳類と比較して長い傾向にあります。

そのため、病原菌が存続するのに適しており、保有する菌も多くなりやすいです。

さらに、不衛生な環境で生息することが多いのも菌をため込ませる一つの要因となっています。

コウモリにぶつかると病気になる?

コウモリが飛び回っているとあやまってぶつかってくることがあります。

コウモリには多くの菌があるため、ぶつかることで唾液や糞などが口や鼻、傷口などの粘膜に触れてしまい、感染してしまうというリスクがあります。

もし、コウモリとぶつかってしまった場合は石鹸を用いて手洗いやうがいをし、可能であればシャワーを浴びるなどして菌に感染しないようにしましょう。

また、着ていた服は菌が付着している恐れがあるため、洗濯をしてください

コウモリから空気感染で病気になる?

コウモリは多くの菌を保有していますが、コウモリから直接的に空気感染をする可能性は低いと思われます。

現段階での研究では、直接的なコウモリから人間への空気感染の証拠は限定的だとされているからです。

しかし、フンが空気中に舞うなどしての間接的な感染リスクはあるため、適切な予防策は講じる必要があります。

コウモリに触ってしまったときの対処法は?

コウモリに触れてしまうと、触れた手には多くの病原菌が付着している可能性があります。

そのため、触れた手から菌を他の場所に移さないよう極力触らず移動し、石鹸などで手洗いをしてください

手洗い時には指先や爪の中まで丁寧に洗うように心がけてください。

また、汚染された手で触れてしまった箇所にはアルコール除菌をするようにしましょう。

コウモリを駆除したい場合は?

コウモリは「鳥獣保護管理法」で保護されているため、勝手に駆除・退治するのは法律違反です。

駆除を自分自身でおこなう場合には市役所に届け出る必要があります。

駆除方法としては忌避剤等を使い、巣からコウモリを追い出し、巣があった場所の清掃・除菌、侵入経路の封鎖といった手順をとる必要があります。

しかし、コウモリを駆除する際には思わぬ感染、ケガのリスクもあります。

そのため、慣れている専門業者に依頼することをお勧めします。

「日本 コウモリ 危険性」を調べている人がよく思う質問

家にいるコウモリは危険ですか?

コウモリは多くの菌や寄生虫を保有しています

排泄するフンにも多くの病原菌が含まれているため、感染予防のためにもむやみに近づくのはやめましょう。

コウモリのフンは危険ですか?

コウモリのフンには多くの病原菌が含まれています

感染症やアレルギーの悪化を引き起こす可能性があるので、素手では絶対触らないようにしましょう。

コウモリは人間を襲ってきますか?

コウモリはおとなしい性格のため、基本的に自ら人間を襲うことはありません

しかし、身の危険を感じた時には防衛としてかみつくこともあるので、むやみに近づかないようにしましょう。

コウモリを素手で触ってもいいですか?

コウモリの体には多くの病原菌や寄生虫が潜んでいます。

感染する可能性があるため、絶対に素手では触らないでください

まとめ:自分で対処できない場合はプロに相談を!

コウモリが家に巣を作ると、重大な健康被害が出る可能性があります。

自分で対処することが難しい場合はプロの駆除業者に依頼しましょう

プロであれば、自分で行うよりも安全で確実に駆除をすることができます。

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