日本に生息するイタチとはニホンイタチとチョウセンイタチ、最小のイタチと言われるイイズナ、山に住むオコジョの4種類と言われています。
見かけはしなやかで細長い胴体に短い脚、鼻先がとがったお顔にクリッとした目、丸み帯びた小さな耳、長いしっぽがありとてもかわいらしく見えます。
この見た目とは裏腹に鋭い爪や歯を持ち、鳥やネズミを捕食する立派な肉食獣なんですよ。
最近このイタチが住宅に侵入し被害が拡大しているようなのです。
それではイタチ対策についてお伝えしていきます。
イタチが家に入ったらどうする?
イタチの被害は強烈な悪臭、大きな物音(ネズミよりもだいぶ大きいですから、屋根裏で走り回ればドタドタと大きな音を立てます)遭遇した際に怪我をする可能性もあります。
糞や尿による家屋の被害や菌の増殖による健康被害、ノミやダニなどを持ち込むのでその被害もあります。
結構深刻な被害がありますのでイタチが入ったかも⁉って思うようなことがあったら、すぐに業者に依頼をするとか、早急に確認して追い出すことを試みるか、何らかの対策をする必要があります。
家に入ったイタチを追い出す方法は?
イタチは、ゴキブリやネズミのように自分で簡単に駆除(捕獲・殺処分)をすることはできません。
これはイタチが鳥獣保護管理法によって守られており、勝手に捕まえたり殺したりしてはしてはいけないからです。
ですからイタチが嫌がるものを利用して追い出すのが一番手っ取り早い対策ではないかと思います。
忌避剤というとホームセンターや薬局、ネットでも販売をしていますが、ご自宅にあるものでもイタチが嫌うものがあります。
漂白剤や、お酢、もしかしたらハッカ油などもお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
イタチは光も苦手です。
庭先に害獣駆除用のライトを購入するのもいいですが、クリスマスの点滅するライトを設置するのもいいですね。
イタチの嫌がるものは何?
イタチが嫌がる匂い
イタチは縄張り意識が強く尿の匂いでアピールする事からも匂いにはとても敏感です。
嗅覚の非常に発達した害獣なので嫌いな匂いはそれだけで忌避剤になります。
お酢や漂白剤、消毒薬、ハッカやミントの匂いなどが嫌いです。
家の中で代用できそうなものもありますが、ホームセンターや薬局などで簡単に手に入れられるものをご紹介します。
- 木酢液(ホームセンター)
- 竹酢液(ホームセンター)
- 害獣忌避剤(ホームセンター)
- クレゾール石鹸液(薬局)
*害獣忌避剤には固形のものや液体のものがあり、中にはイタチの天敵の匂いも入れてあるものもあります。
イタチは蚊取り線香が嫌い?
蚊取り線香は殺虫成分がありますがその成分がイタチを直接的に害することはありません。
イタチは嗅覚が鋭い為、蚊取り線香の匂いや煙を不快に感じて避けているだけです。
煙で追い出すのであれば、ホームセンターとかで害獣用の燻煙剤があります。
イタチは光が嫌い
イタチは夜行性です。
強い光や点滅した光が特に嫌いです。
クリスマスなどで飾りに使うイルミネーーションが役に立ちます。
ネットやホームセンターでも害獣駆除用のライトも売っています。
イタチが嫌がる音
他の害獣害虫でもそうですが、大きな物音を立てれば、一時的に逃げてはいきます。
ですが、驚いて逃げただけですからすぐに戻ってくるでしょう。
最近注目されている超音波。
20kHz以上の超音波を断続的に発生させることでイタチがその場所に居座るのを防ぎます。
イタチは頭の良い動物ですから、いつも同じような音がしているのであればすぐに巣に戻ってきてしまうでしょう。
慣れさせない工夫をしながら音・超音波を使うのが有効ではないでしょうか?
イタチが家に入ってくる原因は?
人が快適に住める家はイタチにとっても快適なのではないでしょうか?
寒さは防げるし、何より水や食料もあり、断熱材などの巣を作る材料まである。
屋根裏や床下なら人はめったに入ってくることはない。
今まで住んでいたところを追われて新しい住処を探していたら入ってくるのは当然ですね。
イタチが家に入ってきた場合の被害
イタチが家に住み着いてしまったら、様々な被害が出ます。
- 騒音・・・屋根裏をドタバタと走り回り、不眠症やノイローゼになってしまった人もいるそうです
- 悪臭・・・排泄物の匂いや獲物の残り物の腐敗臭
- 家屋の損壊・・・断熱材を壊し巣を作ってます
- 害虫発生・・・ノミ、ダニ、ハエなど
イタチが家に住み着くスピリチュアル的な意味は?
スピリチュアルとは宗教的・精神的な物事や霊的な存在、魂、精神、超自然的な現象などを言うようです。
イタチという動物は神の使いを言われたり、その賢さから知恵と勇気の象徴と言われたり、はたまた、人間関係の警告や経済的繁栄の予兆と言われることもあります。
ポジティブな意味もネガティブな意味も含まれていますがどちらも何か重要なメッセージを伝えているのかもしれません。
状況に合わせてこれらのメッセージを受け取ってみてください。
屋根裏のイタチは昼間何をしている?
イタチは夜行性の動物ですが、子育て中は特に昼夜を問わず活動しています。
餌を探したり巣を作ったり、子供の面倒を見たりしているのです。
屋根裏にイタチが入りやすい時期は?
イタチが屋根裏に入る時は、温かくて安全な場所で巣を作ろうとしてしています。
そのことから考えて寒くなるころ11月から12月の冬の始まるころからが屋根裏に侵入しやすい時期と言えます。
イタチの侵入口を探す方法は?
- 小さな隙間や穴を探す
- 足跡や汚れを確認する
- フンや尿の痕跡を探す
- 獣臭を感じる場所
イタチを追い出した後の対処法は?
イタチを追い出せたなら、戻ってこれないように補修したり、忌避剤を利用して寄り付かせないようにしたり、掃除を徹底しないといけません。
まずはイタチのいた形跡のあるところを、追い出し損ねていたりしないかを確認しながら、天井裏、床下、家具の裏など徹底的に掃除をする。
掃除の際は必ずマスクとゴム手袋をつけて作業しましょう。
イタチが入ってきたところを1つ1つ専用の道具など用いてしっかりとふさいで補修する。
経路と思われるところに忌避剤をまいておく。
イタチが来なくなるようにする方法
イタチを寄せ付けないようにするには、エサとなるようなものを放置しない!
ゴミはしっかり片付けゴミ箱のフタをしっかり閉めます。
イタチが隠れそうな場所があれば撤去して片付ける。
光や超音波など害獣駆除グッズの利用も有効です。
もちろん侵入口はしっかりとふさぎます。
家の周り、侵入口だったところに忌避剤をまいておく。
これらの方法を組み合わせてイタチの居心地の悪い環境を作りましょう。
イタチの駆除が難しい場合は?
そもそもイタチの駆除は非常に難しいです。
何故なら、ネズミと違い、駆除のうちの捕獲、殺処分は行政に届け出をしなければしてはいけない行為なのです。
忌避と環境改善だけではやはり難しいというのが現実です。
ですからプロにお願いをするのが一番ではないでしょうか。
専門の業者はしっかりとした専門知識に基づき効果的な駆除方法を持っています。
再発防止策や保証も付けている業者もあります。
見積もりと費用を確認したり、口コミなども参考に検討されることをお勧めします。
「イタチが家に入った」を調べている人がよく思う質問
まとめ:家に入ったとわかった場合は適切な対応を!
かわいく見えて結構厄介なイタチ。
家の中が悪臭、獣臭でたまらなくなったらまずイタチを疑いましょう。
イタチは動きも素早く、獰猛です。
生療法は怪我の元なんて言葉がありますが、イタチはとても頭のいい動物です。
忌避剤もうまく使わないとすぐに慣れてしまい効果がなくなります。
自分でできることは限られていますから、信用のおける業者さんに相談するのが一番でしょう。
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