かわいらしい見た目から人懐っこいイメージのあるイタチ。
実は凶暴で私たちの生活にも悪影響を及ぼす害獣だということを知っていますか?
この記事では、イタチが嫌がるものは何かを調査することで、効果的な対処方法を見つけていきます。
イタチの特性を利用した撃退方法もご紹介するので、ぜひ最後までお読みくださいね。
イタチの嫌がるものは?
イタチが嫌がる動物
イタチは自分を捕食する動物を嫌がります。
鋭い視力や俊敏な動きなど、イタチよりも身体能力が高いことが特徴です。
- 猛禽類:ワシ、タカ、フクロウ
- 哺乳類:キツネ、野良ネコ
イタチが嫌がるニオイ
イタチは嗅覚が優れているため、刺激の強いニオイを嫌がります。
そこで、イタチの被害に悩まされている場合は、通り道や侵入口にイタチの嫌がるニオイのするものを置くことで、追い出し効果が期待できます。
- 木酢液
- 漂白剤
- 酢
イタチが嫌がる音
イタチは嗅覚だけでなく聴覚も鋭いため音に敏感です。
そのため、私たち人間の耳には聞き取れないような高い周波数の音も聞き取ることができます。
普段聞きなれない音が大音量で聞こえることで、イタチは驚いたり嫌がったりして逃げていく場合があります。
ただし、最初のうちは聞き慣れない音に驚いたり警戒しますが、危険がないことがわかると慣れてしまうため効果は一時的です。
イタチが嫌がる環境
イタチは夜行性の動物のため、基本的には夕方から夜間にかけて活動が活発になります。
そのため、明るい場所や太陽のような強い光で照らされている環境を嫌がります。
イタチに嫌いな食べ物はある?
イタチは雑食性の動物で基本的にはなんでも食べます。
ただし、刺激の強い食べ物は嫌いなため避ける傾向にあります。
- 辛味の強い食べ物:唐辛子、ワサビ
- 苦味やニオイが強い食べ物:ニンニク、ネギ
イタチの嫌がるもので撃退することはできる?
イタチは嗅覚や聴覚が発達しています。
その特性を利用して、強いニオイのするものを置いたり、人間の聞き取れない高い周波数の超音波を聞かせるなどで撃退することはできます。
イタチ対策の効果について
イタチが嫌がるスプレーは効果ある?
イタチが嫌いなニオイを使ったスプレーは効果があります。
中でも木酢液は、山火事をイメージさせる焦げついたニオイのため、イタチが本能的に命の危険を感じて強い嫌悪感を示します。
使用方法は、市販の木酢液を水で薄めてスプレーするだけなので簡単です。
- メリット
- 天然成分のため薬剤に抵抗がある人も安心
- 濃度を自由に変えることができる
- デメリット
- 効果が短いため定期的にスプレーしなければいけない
イタチが嫌がる音のアプリは効果ある?
どんなアプリ?
イタチのように聴覚が発達している害獣を追い払う目的で開発された携帯アプリです。
人間が聞き取れない20,000Hzよりも高い周波数の音を聞かせることで、イタチが嫌がって逃げるという仕組みです。
アプリの口コミ
イタチと同じく害獣のネズミに試してみたというレビューがあったのでご紹介します。
- ネズミが夜中に走り回るので使ってみたら使った途端に逃げていった。 これはいいアプリ
引用:Google Play 超音波バリアレビュー
- 天井叩いてもいなくならない暴れるネズミが音量Maxで天井に近付けたら音がひとつもしなくなりました!!!ありがとう!!!
- ネズミには効果はほぼ無いです。 蚊は効いたような効いていないような?気休め程度。 猫にはまるで効果無し
引用:Google Play 超音波バリアレビュー
- ねずみの目の前でやってもなんの効果もなし。数日置き続けたけど無(゜-゜)(。_。)
イタチに特化したアプリではないため効果があるのかは不明です。
見てもネズミに効果があるとレビューしている人がいる一方で、効果が見られないというレビューも見られました。
何種類か無料でダウンロードできるアプリもあるため、実際に効果があるのか試してみてはいかがでしょうか。
イタチに蚊取り線香は効果ある?
結論から言うと、蚊取り線香の効果は一時的です。
イタチは煙を嫌がる傾向があるため、逃げ出す可能性はあります。
しかし、煙がなくなれば再び戻ってきてしまうため効果は持続しません。
イタチが庭に来るときの対処法は?
イタチの嫌がるニオイ、音、ライトで追い払う
- メリット
- 広い範囲に対応できる
- 組み合わせてアイテムを選ぶことができる
- デメリット
- 慣れてしまうと効果が薄くなる
- 近隣の住民やペットの身体に悪影響を与えることがある
捕獲器を設置して捕まえる
- メリット
- 物理的に生きたまま捕まえることができる
- デメリット
- イタチは鳥獣保護法により捕獲が禁止されているため事前に自治体の許可が必須
イタチが家に入ったときの対処法は?
イタチは鳥獣保護法という法律で保護されている動物です。
そのため、家に入ったときにむやみに駆除したり殺傷することは禁止されています。
自力で対処するときは、あくまでも追い出すためだということを忘れてはいけません。
- ニオイの強いものを置く
- 強い光を浴びせる
- 超音波を流す
イタチを寄せ付けない方法は?
忌避剤を使う
イタチは嗅覚が発達しているため、刺激の強いニオイを嫌がります。
そこで、イタチの通り道や侵入口に忌避剤を使用することで、寄せ付けない効果が期待できます。
エサとなるものを置かない
イタチは雑食ではありますが、肉食性のものを好むためネズミを捕食することがあります。
そのため、ネズミが出やすい家の場合、イタチも引き寄せてしまいます。
ネズミもイタチも嗅覚が鋭いため、家の中にエサになるような食べ物がたくさんあるとニオイに反応して家の中に入ってきてしまう場合があります。
食べ残しを放置しないのはもちろんですが、食べ物を出しっぱなしにしないなど食品の管理をしっかりしましょう。
また、生ゴミでさえもエサにしてしまうため、放置しないようにゴミ出しをこまめに行うと良いです。
嫌いなニオイを利用する
イタチは嗅覚が非常に発達しているため、ちょっとしたニオイにも敏感に反応します。
- 害獣用の線香を使用
イタチが嫌がる唐辛子の成分カプサイシンが練り込まれています。
刺激の強いニオイと煙でイタチを寄せ付けない効果が期待できます。
強い光を利用する
イタチは夜行性のため、極端に明るい場所や強い光を嫌がります。
そこで、夜間でもライトをつけて明るくしたり、ランダムに光を点滅させるようなフラッシュライトを利用することで、イタチは驚いたり警戒して寄り付きにくくなります。
センサー付きのLEDライトであれば、電気代があまりかからず、センサーに近づいた時だけ点灯するためオススメです。
侵入口を塞ぐ
イタチは500円玉程度の小さな隙間や穴があれば侵入できてしまいます。
そこで、イタチが家の外に出て行った後、侵入口になりやすい場所の隙間を塞ぐことが大切です。
- 壁や屋根の隙間
- 通気口
- 換気口
- 排水管
イタチの臭い消しにおすすめのアイテムは?
イタチは自分の縄張りと認識させるため、同じ場所に糞尿をする習性があります。
また、敵に襲われた時に自分を守るための方法として、臭腺と呼ばれる場所から体液を出す特徴もあります。
どちらも非常に強烈な悪臭を放っており、市販の消臭スプレーで臭いを取り切るのは難しいです。
かといって、放置しておくと家の木材を痛めたり、悪臭によって住民の体調悪化やストレスが懸念されます。
イタチの被害例
悪臭被害
イタチが家の中に住み着いている場合、ネズミなどのエサを食べるため糞尿が溜まります。
そうすると、糞尿から強烈な悪臭が漂い家中が不衛生になってしまいます。
騒音被害
イタチは夜行性の動物のため、家の中に住み着いている場合は人間が寝静まった夜間に走り回ることがあります。
そのため、足音で眠れなかったり、鳴き声がうるさくてストレスを感じるなど日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
感染被害
イタチは体の中に感染症の原因になる病原菌や寄生虫がいることが多いです。
そのため直接触れることはもちろん、糞尿や唾液などから媒介して私たち人間の健康を脅かす可能性があります。
食害(ペットの被害)
イタチは雑食性の動物のため、鳥や子猫などのペットを捕食する可能性があります。
また、家の中のエサになりそうな食べ物を食い散らかす恐れもあるため注意が必要です。
家屋被害
イタチは住みやすい環境を見つけると、住処にして同じ場所に糞尿をする習性があります。
水分を多く含んでいるため、シミになったり木材が腐食するなど家屋が傷んでしまうことがあります。
イタチ対策せずそのままにするとどうなる?
イタチは繁殖力の高い動物のため、対策をしないでそのままにするとどんどん数が増えて大変です。
また、一度家に住み着いてしまうとなかなか追い出すことが難しいため非常に厄介な動物です。
かわいらしい見た目をしているため駆除するのは気が引けるかもしれませんが、イタチが侵入しているかもと思ったらすぐに対策をすることが大切です。
イタチを追い出せない場合は?
イタチは鳥獣保護法という法律で保護されている動物です。
そのため、無許可で捕獲や殺傷することは法律で禁止されています。
イタチの嫌がる方法で対策をしても、殺傷能力はないため効果が弱かったり慣れてしまうこともあります。
そこで、自力で対策をしても追い出せない場合は、プロの駆除業者に依頼することも検討しましょう。
「イタチの嫌がるもの」を調べている人がよく思う質問
まとめ:イタチの駆除はプロにお願いした方が安全!
今回は、イタチの嫌がるものや撃退方法について調査してきました。
自力で対処する場合、下手に近づくと感染症を引き起こしたり攻撃されたりする可能性もあるため注意が必要です。
また許可なく捕獲することも難しいため、追い出し効果があまり見られない場合はプロの駆除業者に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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